勇者一行が魔王を倒し世界を救った後、寿命が長いエルフのフリーレンだけが生き続け、平和になった世界の旅を続ける。
アクションシーンもあるが、決して声を張り上げるような熱く燃えるアクションアニメではない。どちらかというと旅番組を見ているような、優しくて温かいアニメ。なのになんでこう心にくるものがあるのだろうか。
フリーレンが旅の仲間との思い出を旅の途中途中で思い出しては、あの時の仲間達の言葉や行動の深みや学びを色濃くしていく。その度にフリーレンの中で、彼らが生き続けていることに気付かされる。死んでしまった彼らには二度と会えないけれど、彼らから得たもの、彼らのしてきたことから派生したものが続いていく限り、彼らが消えることはない。それが切ないけど愛おしい。
このアニメを見ている時の、ゆるやかに心に沁み渡る優しい気持ちが好きだった。
それにしても、アーニャとフリーレンという真逆なタイプの役を見事に演じ分ける声優の種﨑さん天才すぎる…
