超電磁マシーン ボルテスVの8の情報・感想・評価

エピソード08
地底城の陰謀
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あらすじ
突如、姿を現した巡察官・ザキ公爵がもたらす皇帝の怒りとは何か?獣士ガルゴーを操るプリンス・ハイネルを黒い魔の手が狙う!裏切り者ラ・ゴールとは!?
コメント2件
おはうち

おはうち

敵の内輪揉めでハイネルを潰す勢力がボルテス側に敵メカの設計図を横流しするが、ハイネル側は察知して弱点を補修して戦いに挑むパワーゲームがトリッキーな筋書き。ボアザンの権力構造、ハイネルの生い立ちなどを描写して、ただの敵から脱却している。 ザキ公爵の挑発に乗っかるハイネルの間を取り持つ部下の存在など、かなり大人の話で感心。
鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

超電磁マシーン ボルテスV 第8話 地底城の陰謀 ハイネルの出自が明かされ、ボアザン内の派閥争いで王子の命が狙われるガチの政治ドラマが始まる。敵内部で対立が発生すると緊張感が高まってシンプルに盛り上がるし、各人の思惑が浮き彫りになって尋常でなく面白い。 ズールが実はスパイだけどハイネル暗殺計画は知らないとか、ズールの正体をカザリーンは知らないとか、各々の立ち位置や情報格差がコントロールされているところが実に見事。一話完結でありながら大河ドラマ的なうねりを生むためにキャラが配置されている。 敵内部の政争によって地球側の戦い方にも影響が出るところがまた面白い点で。ボルテスが蚊帳の外にならない作り。しかもザキ侯爵の謀略を見抜いたカザリーンによって対策が工事されるという、二重三重の見えない攻防がすごい。密度が高すぎて感動する。