おはうちさんの映画レビュー・感想・評価

おはうち

おはうち

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

-

あらすじ
ある時、中年夫婦が経営する肉屋さんに過激派ヴィーガンが襲撃を仕掛けてきて酷い目に遭ってしまうが、後日たまたま車で道を移動している時に襲撃犯を見つけた旦那が怒り狂って轢き殺してしまう。警察に捕
>>続きを読む

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語(2019年製作の映画)

-

宇多丸さんが2020年のコロナ禍期間で配信映画を評論した時に取り上げて観たかったのをディズニープラスで見掛けたので観た!

犬が家に閉じ込められてエサも何も無い状況に陥るパートの絶望感の追体験は初めて
>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

-

舞台は1944年のフィンランド。主人公の老人がバカでかい金塊を掘り当てたので換金しようとする道中で、ナチスの小隊とバッタリ遭遇して危機に陥るのだが…というストーリーです。

こちらレイティングがR15
>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

-

エイプと戦う人間側に共感の出来る人間を一人も配置していないのが面白い。裏切り者のゴリラが人間側に居てもまだ共感に値する余地は残している。一度命を救ってやった人間でさえ何の葛藤も与えないでエイプに敵対す>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

-

まずこのプロレスファミリーの実在を信じられない悲惨っぷりの数々に顔面蒼白。「同じ喪服を着たくない」まーこんな台詞が飛び出して当然の悲劇の連続。筋肉の鎧に包まれながらダウナー、正に暗いマッチョな役者達が>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

-

CGやばない?10年前の映画の方がハイレベルに見える。タワーでの大立ち回りで壊れる足場や瓦礫や猿といった落下する多層的な物で画面の情報量が豊かで面白い、ライティングも完成度高い。回転する機関銃に固定さ>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

-

子供の頃のシーザーのCGは可愛らしいチンパンジーとして表現されるが、大人になってモーションキャプチャーがアンディ・サーキスに切り替わると完全に賢人の面構えに変貌する落差が凄い。ちゃんと人格を感じさせて>>続きを読む

ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(1991年製作の映画)

-

数々の逸話&伝説を残している『地獄の黙示録』のドキュメンタリー。観る前から漏れ伝わっていたアレコレがガンガン登場!正気で居られない人間が映りまくって面白い!本物の動物を殺傷する場面があるので観るのは慎>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

もちろん池袋グラシネで観て大変良かった。爆破実験で立ち上がる火柱のスペクタクルは言い表せない背徳的な美しさがあって泣いたよ。無音表現が絶品。キリアン・マーフィーのクローズアップの厳しさ、物を言わず全部>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

-

観た〜!オモロ〜!
視覚障害を使ったスリラー物でその手があったか!と新鮮なハラハラドキドキを多分に味合わせてくれた。見えないだけではない恐怖、見ていないフリをする駆け引きも生じて多層的。薄暗い映画館で
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

-

前作より眠くないのは間違いない!

やたら主人公の肩書きが長くなってマフティー・ナビーユ・ユリンみたいになるし、核ミサイルが登場しちゃうから富野由悠季み、ハイテク兵器が沢山登場しても核の方がヤバいと思
>>続きを読む

愛が微笑む時(1993年製作の映画)

-

ロバート・ダウニー・Jr若い!演技うまっ!

前情報なしで観たから大変驚く。群像劇かと思いきや子供一人にゴースト4人が取り憑く設定がオモロすぎる!設定の大勝利!始まって30分ほどで訪れる号泣必至な場面
>>続きを読む

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

-

サブスクに無かった黒沢清監督作です。

もう心霊描写の怖さや演出の素晴らしさよりもストーリーのトンチキさが目立って目立って仕方なくて「どうしてそうなんだ!」と叫びたくなった!子供を見つけて何でそんな事
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

同監督作の中では分かりやすいカタルシスを充満させて終わるので満足度が高い。新しい日常を獲得して高らかに人生を謳歌する様子が愉快痛快だった。ウィレム・デフォーのスカーフェイスがたまらなく好きだった、彼の>>続きを読む

学校の怪談2(1996年製作の映画)

-

前作より勢いがあって好き!お化け屋敷度に特化。エンドロールで劇中ひたすら役者が走っている場面を切り抜いた映像で終わっていたので、確かに魅力はそこだ!その通り!となる。ラスト完全ワイスピSKY MISS>>続きを読む

狼男アメリカン(1981年製作の映画)

-

狼男への変身シーンの特殊効果やば凄!狼男を撃ち殺してすぐに真っ裸の男が横たわっている繋ぎにセンスを感じた。狼男から人間に戻るのには特殊効果を使わずカット割りだけで強引に暴力的に戻されていて、人間に戻る>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

-

私的ピークが1回目の失神までのシークエンスで、漫☆画太郎な全裸中年の大仰な大悲劇には爆笑(劇場では笑える雰囲気じゃないから押し殺す)。アパート周りの異常に治安の悪い空間、住民の猥雑さ無秩序さが面白すぎ>>続きを読む

オカルト(2008年製作の映画)

-

まさか青春映画の様相を見せるとは!無差別殺人をするため爆弾作り始めてキャッキャするし、爆弾見つかりそうなの隠し切った後でスイッチだけポロリと見えてたのを笑い合ったり、テロ実行日にブラブラしてインドカレ>>続きを読む

ミリオンダラー・アーム(2014年製作の映画)

-

ダム・マネー面白かったからクレイグ・ギレスビー監督『ミリオンダラー・アーム』も!手堅くドキュメントをまとめた手腕は流石!カメラマンとして記録係に務めていたインド人の通訳者に本番前の激励を頼むとカメラが>>続きを読む

Returner リターナー(2002年製作の映画)

-

サブスクに無い『リターナー』鑑賞!2002年の邦画にしてはCGのクオリティやアクションが全然悪くない驚き、20年前でこれ出来てたんだ。改めて山崎貴って凄いと思った。しかし、もし2002年のリアルタイム>>続きを読む

蛇にピアス(2008年製作の映画)

-

こんなのあったなーと思いながら観た。高良健吾のモヒカン+ピアスだらけの役作りのパンチ力、犬のような演技が良かった。入れ墨を入れるまでのディテールが光っていた。しかし、画面のルックがTVドラマのクオリテ>>続きを読む

救命士(1999年製作の映画)

-

スコセッシの成り上がりギャング映画の手癖で病院の患者や医者のテンションが異様に高くキープされている驚き。一刻も争うからこその緊張感とアップテンポさを保ちながら救急車で現場に急行しては大騒ぎしてオモロ、>>続きを読む

学校の怪談(1995年製作の映画)

-

レンタルビデオ屋で『学校の怪談』を見掛けた事ってあったっけ?と思ったら観ずに居られなくなり借りた。懐かしい〜と思ったら秒も覚えていなかったのでほぼほぼ初見と判明。「廊下を走るな〜」と注意する清掃員のお>>続きを読む

劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険(2001年製作の映画)

-

時たまTLで感想が流れては評価が異様に高い映画シリーズを子供の頃ぶりに観た!まさかのNTR物の様相を見せるツカミから、みんなニコニコ夢の世界に突入してもダウナーなハム太郎にオイオイと思わされるが、元の>>続きを読む

女優霊(1995年製作の映画)

-

以前から観よう観ようと思っていたJホラーの原点『女優霊』をやっと観た。一度でも不気味と思った空間にもう一度訪れると何にも起きていなくても怖いと思わせる反復ホラー。廊下に幽霊が佇めば、それ以降は廊下が怖>>続きを読む

ノロイ(2005年製作の映画)

-

同監督コワすぎシリーズなどを観ていると手癖の部分が垣間見て、いつものフェイクドキュメンタリーをシリアスに仕立てた物と分かる。もし同監督作を観ていないで観た場合は、本当にあった事件に見えてしまう迫力&リ>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

-

ボールを落とさないようにラリーする選手の一挙手一投足、瞬間瞬間のハラハラドキドキ感は映画用にチューニングされた演出によりTVアニメシリーズの全エピソードを越えたクオリティを発揮していた。一人称視点は圧>>続きを読む

16ブロック(2006年製作の映画)

-

護送ものと紹介されて観ました、こりゃ傑作!90分余すことなく追走撃の活劇!主人公の欠片しかない善性が呼び覚まして、汚職警官達の同じ穴のムジナを脱して証人を守っていくのが泣ける。過去の自分を清算するため>>続きを読む

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

-

事前に忍野メメがキスショットの心臓を抜いておいたからヴァンパイアハンター三人組は最強の吸血鬼から四肢を奪い取れたロジック説明が丸々再編集版には無かったのを見返してすぐに判明して飛び上がったわ。意外にカ>>続きを読む

傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

-

意外にバトルが多いわりには退屈させられた。どうしても途中から始まって途中で終わるからストーリーの起伏に富んでいない。全体の流れでは切り離せないが重要でもない印象が続く。一人と戦ったら羽川とのエロギャグ>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

-

株も投資も何もかも知らない素人でも楽しめるって驚異的な完成度、流石はアメリカ映画さまや!敵対構造はスンナリ頭に入るし、株を所持し続けるだけで戦っている印象を刷り込んでいて上手い。勝利条件がハッキリして>>続きを読む

シー・オブ・ラブ(1989年製作の映画)

-

トップシーンのツカミが良く出来ていると知って観た。確かに謎を呼び込むツカミの殺人シーンに引き込まれ、次の一斉逮捕をするパチーノの演説や身振りで性格付けがなされてスマート。子供を連れた軽犯罪者だけは見逃>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

いま映画館で上映されている中ではトップの完成度ではないか?ソフトストーリーが苦手だったら元も子もないが、そうじゃなければマスト。病を負った人間をケアする為に築き上げられた物語、舞台、キャラの造形が素晴>>続きを読む

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

-

公開当時は傷物語の三部作中でも一番面白がったのはバトルシーンで盛り上がる熱血篇か冷血篇だったのが、いま見返すと鉄血篇に軍配が上がるとは意外な気持ち。作品のカラーを決定付けるトップシーンの存在や、地下鉄>>続きを読む

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

-

突然母親に『マディソン群の橋』を借りてと言われて観たこと無かったから折角だし一緒に観たが…こんな内容の物を息子に借りさせてオイッ!!と思ったよね。

オイッ!!

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

-

コリン・ファレルの犯した罪をどうこうしないのに驚いた。贖罪も反省も何も為されないまま終わる事ってあるのか!人が死んだ事実は覆らないから、あとは差し出すだけで終始している。悪い人間は悪いまま、成長するこ>>続きを読む

>|