おはうちさんの映画レビュー・感想・評価

おはうち

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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

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辛気臭いストーリーをねちねちやってアクションだけ凄いという面構えが『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』に似ているから駄目(評価していない所存)。

エレファント・マン(1980年製作の映画)

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リンチは一般的名作に部類される映画を撮っていたんだなぁ。普遍的な悩みや葛藤、そして脱却。胸を打つストーリー、成程です。

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

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完成度高ッ!!

全体を支配する湿気、淀んだ空気、息が詰まるようなテクスチャーを徹底的に画面へ定着させていた。

団地の小汚さ、エレベーター、廊下、風呂場のカビ、住み世界の閉塞感などのリアリティが凄か
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

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滑り込みで鑑賞!

え!?もうここで完結してんじゃん!!な大感動の息子の巣立ちからが、親目線の本当のストーリー展開で、こりゃ隙を生じぬ二段構えのクオリティで感服しました!

瑕疵が無い優等生な所が欠点
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ミッキー17(2024年製作の映画)

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これはちょいと駄目じゃあございませんか

複製人間、エイリアン、異種間闘争、偏見、政治風刺、二股、などなどジャンルの横断が悉く上手く無い…。

要素の連結が半端すぎた!

でもまぁ、くだらなくて面白い
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

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久し振りに、こんなに面白い映画ねーぞ!?ってクライマックスでしたね!!

ノー・アザー・ランド 故郷は他にない(2024年製作の映画)

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確かに、全人類が観てほしいドキュメンタリー

日本のネットでさえ、辺野古基地に反対するデモを違法者と喧伝する連中が居るんだから、この映画で村を破壊されるのを抗議するデモや立ち退かないのを違法と指摘する
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

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ストーリーの容量的には三時間超えてもおかしくない大転換を迎えるのに2時間ちょっとで納めている感動。部隊が壊滅して通訳と二人っきりの逃亡の小気味よさ。瀕死のジェイクを運搬するシークエンスのサスペンス。後>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

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今後も配信されないしソフトにもならないと聞いて再上映を鑑賞。

当方は中学時代に不登校になった経緯があり、この映画に感情移入しまくる。不登校の子を心配する他生徒の目線を初めて知ったのが衝撃で、その視点
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リング(1998年製作の映画)

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最早定番のクラシック映画も今日まで初見でした感想。井戸から汚水をひたすらバケツに汲んでは引っ張り上げる超労働にクタクタになり寝落ちする松嶋菜々子が最高(どこに目をつけている)。ラストの曇天に向かって車>>続きを読む

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

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う〜ん、いい映画でしょうけど長過ぎてかったるい。結婚するまでもだし、親の手下が現れて一悶着そのものも長いし、後日談がとにかくかったるい。

ブルータリスト(2024年製作の映画)

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フェリシティ・ジョーンズの手コキに耐えるエイドリアン・ブロディには、流石のアカデミー賞主演男優賞のパワーを感じた(冗談ですよ)。

移民のアメリカ到達は楽園とは云えない事を暗に伝える、自由の女神を逆さ
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聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

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眉の毛抜きと呼応する顔面から弾丸を取り出す動作が印象的。白い洗面器に血濡れた弾を流していく描写の鮮烈さ。お父さんのシャワーシーン多いのも罪を洗い流そうと必死になっているからなのか。身だしなみを整える髭>>続きを読む

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

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そういや初見

身も蓋もない事を云えばピンクのドロドロでエラい目に遭うなら『ブロブ/宇宙からの不明物体』の方がオモロいしなぁ。ビル・マーレイの茶めっちゃ気は愛らしいけどね。SFXは裁判場で進行方向場に
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スーパーティーチャー 熱血格闘(2018年製作の映画)

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学園ものを隠れ蓑にしたアクション映画じゃなくて、意外にベタな学園もので驚いた。超絶!アクションな一面よりも生徒との交流な光っていた。生徒と父親がゴーカートで競争して関係の修復を施すシークエンスの馬鹿馬>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

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ユニバースのくびきがないと本当スッキリと観れるよね。序盤ハルクを明瞭に映さないモンスター映画な面白さ。ティム・ロスが超人化していく過程を丁寧に描写する事で、終盤でのサシが盛り上がる、正統派な怪獣映画で>>続きを読む

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

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コテコテの勝気なお姫様を演じた上原美佐の存在感の浮いた漫画な感じが良かったね。コメディリリーフの又七と太平が普通に外道なのが好感を持てる貧民で良い。ロングショット多めで全体の見通しが良い。クライマック>>続きを読む

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

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米大統領就任の時期に公開してさ、余りにも現実とのブリッジ感の無さに閉口しちゃったね。ポリティカルサスペンス風の気取り方がなぁ。何を表象したくて映画を作ったんですか?と問いたい。すんごくどうでもいい映画>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

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国は「謝罪」をすれば良いものを、拒否して状況は拗れている壊れていく。国vs個人の戯画化の試みは面白かった。かなりテロ犯に同情的に誘導するのが危うい。識者が語る湿っぽさが本作にもあり、悲しそうな曲を流し>>続きを読む

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

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みんな言っているが、トワイライト・ウォリアーズは美術が素晴らしかった。この煩雑で奇妙な世界を生きる住民たちを映したエンドロールの郷愁さが身に染みた。

ソイ・チェン監督作で観たのが精々『ドラゴン×マッ
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

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水曜サービスデイ昼間に行ったら、本編始まってから菓子袋をガサガサと開け初めてパリパリとポテトチップスをガンガン食べる輩が居ったから可能性を感じる。

一般に波及しておる。

10分程のホームビデオは子
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

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トランプに興味を持って観に行くが、彼はまるで面白く無い。

育ての親ロイ・コーンこそ面白い。

才能を持つのはどっちか明白で作っている。

ロイが老いて車椅子に座る頃には興味も愛想も尽きて、彼の誕生日
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機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

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それにしたって、名言のオンパレード、ネットミームの宝箱、端役の全部がネタ化、改めてブッ飛んだ化け物コンテンツだよ。で、超面白いんだもん。殺陣、止め画、敵の死ぬ間際の表情、完璧だべ。作品をお手軽に見返せ>>続きを読む

ザブングル グラフィティ(1983年製作の映画)

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TV版より先に鑑賞。始まりから終わりまで卒なく突っ込んでいて悪く無いですが、とはいえダイジェスト。一話完結型の構成の方が面白いだろう。改めてグレンラガンやガン×ソード参照元と確認。失明したヒロインを追>>続きを読む

13日の金曜日PART3(1982年製作の映画)

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主人公は納屋から出ようとカンヌキを外して門を開けると、納屋の出入り口付近に首吊りにされているジェイソンを、当然死んでいると思い目の前でスルーした瞬間にガオーと襲ってくる。当然な展開なのだが、ワンカット>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

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マイケル・ダグラスと高倉健の空港での『ミッドナイト・ラン』に通じる粋なお別れシーンにシンミリ。

松田優作はキレキレで凄い。

外人日本語や、日本人役者たちのキレた演技とかを真似する、てらさわホーク氏
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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小粋でたまらないギャグのてんこ盛り、楽して観れる。人種差別問題にも「成程!」となれる教養も与えてくれる娯楽さが心地いい。スパイク・リーが厳しい目線を向けてくれる流れもバランスが取れた、寧ろ有難い流れだ>>続きを読む

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

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走っても走っても廊下を無限ループする気持ち悪さ、窓から外側が見えながら距離を詰めている筈なのに、端まで走ると元に戻ってしまっている。単純な映像
編集上のトリックや撮影の筈でも大層驚ける。

フルフェイ
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

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再鑑賞。

もうTHE・自己犠牲の代表みたいな作品。

ただもう、これ以上無いくらいに胸を焦がして仕方無い。

シェリー・ウィンタース演じた夫人の素潜りと人命救助や、ジーン・ハックマンのぶら下がりなが
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椿三十郎(2007年製作の映画)

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織田裕二、豊川悦司、中村玉緒、ひ、酷い。芝居が間延びしてたり、オリジナルの真似事しかやらない、シンドイ。オリジリナル版ラストの居合い切りに新解釈を加えて長引かせて読み合いの面白さに舵を切るものの、その>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

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初見

以前からラストの居合い切りが凄いスゴイと耳タコだった訳だが、ホントにスゴイんだから!!

まるで血なんか全編通して飛び散らなくてボーダーラインは引かれているからこそ、外連味たっぷり血飛沫のイン
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用心棒(1961年製作の映画)

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ひとえに主人公の三十郎の皮肉屋ながらも自由で気ままで、腕を振るえば滅法強い。弱い者は放って置けない快男児っぷりを観ているのは気持ちがいい。キャラが良い。