超電磁マシーン ボルテスVの22の情報・感想・評価

エピソード22
裏切り者の計画
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あらすじ
ズールの魔の手が、遂にプリンス・ハイネルの命を狙う!秘密基地に突入したボルテスチームを待ち受ける罠とは何か?地底城に死の炎が燃え上がる!
コメント2件
おはうち

おはうち

ズールは隠しカメラでスパイの侵入がお見通しで、ハイネルもまたズールの暗殺がお見通しの反復描写。ヨボヨボのボロボロ爺さんに鉄球付きの鎖を取り付ける居た堪れなさ。投降したズールを一平が殴ると一般兵のリンチが始まるので静止する健一の理屈は練られていた。爆弾2連ちゃんのユーモア。
鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

超電磁マシーン ボルテスV 第22話 裏切り者の計画 裏切り者ズールの二転三転する口車が面白すぎる。ズールって刻々と変わる状況に応じて言うことを変えるんだけど、1話の中でこれだけ変化するのはすごいよ。子供番組では分かりやすさのために一貫性が必要だろうに、事件を受けて内面の変化を類推して台詞を読み解くのを必要とする話だもんな。 裏切り者に容赦ない冷酷なハイネルと、敵の敵でもやっぱり敵なズール、どちらも嘘と本音を使い分けて相手を騙す。やってることは悪役だけど、本音を明かす場面のカタルシスがすごい。嘘でも理屈は通っているのに、さらに裏の真意のほうがより生々しい感情が感じられるんだよね。 そういえばハイネル目線だと権力欲に取りつかれたズール単独の裏切りに見えるから「ボアザンへの裏切り」となるんだな。個々のキャラクターの情報格差をドラマに組み込むストーリー作りがホント見事。レベル高すぎでしょ。 ボアザン内部のドラマがこれほど盛り上がる中でも、きちんとボルテスチーム内でズールの扱いについて揉めたり、名も無い職員のボアザンへの感情を描いたり、獣士が二段変身してバトルに緩急つけたりと、まったくもって隙がない。とんでもなく面白い。