超電磁マシーン ボルテスVの29の情報・感想・評価

エピソード29
ボアザン星の勇士
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あらすじ
ダンケ将軍の死が、プリンス・ハイネルの怒りを燃え上がらせる。ボルテスVに勝負を挑む鎧獣士ギルオンとは何者か?新たな戦いが健一たちを待ち受ける。
コメント2件
おはうち

おはうち

剣奴ギルオンの同じ剣奴を指して「我々は憎しみのあげく戦ったわけではない、“それ”が勤めであるから戦ったのだ、そして武運拙く破れ去っただけだ」、いい台詞だ。超電磁ボールVの字斬りを素直に受け止めようとする姿で憎しみ合って戦った訳じゃないと分かる。この豪傑ぶり。 一時はゲストキャラと思わせたダンケ将軍の深掘りよ、ビッグファルコンに繋がる通路が開いて棺が現れるには驚いた。 処刑されたギルオンの角や身体の破片をばら撒く見せしめの残虐描写には痺れた。対象年齢が高ければ生首を落としてる所だよななぁ、ロード・オブ・ザ・リングのピージャクならする。
鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

超電磁マシーン ボルテスV 第29話 ボアザン星の勇士 健一たちがボアザン星人の血を引くことが判明して地球VSボアザンの構図が変化したので、逆の立場から敵獣士の中にもいいやつがいることを描写。同時に貴族主義に凝り固まったハイネルの冷酷な言動によって、ボアザン革命の正当性を強調。上手すぎる。 死者への敬意によって善悪をわけているのが面白いよな。戦争だから当然死人は出るけど、その後の対応によって人間性が問われる。死ぬこと自体を悪いことにすると戦えなくなるので、この話の運びは上手い。弔いという人間的な行為によって生まれや陣営を超えて共感させるのも見事。