当時リアルタイムで追ってて、キャンペーンのジュイスコールやって考察サイトも片っ端から見てたから、多分に思い出補正は入ってると思う。
良かったところ
・滝沢くん、カッコいい…！ちょっとした仕草と木村良平さんの繊細な演技は今見ても魅力的。
・演技で言うと早見沙織さん含めて主演二人とも素晴らしい。二人とも今や人気声優なのも納得。
・声優だけじゃなくて、キャラの作画での演技も細かくて楽しい
・東京のリアルな景色が出てくるのにワクワクした。今見ると旧コマ劇とかもあったりで懐かしい
・SFとファンタジー、攻殻みたいなハードな展開と森見登美彦オマージュのコメディパート、それらのミックス具合が絶妙。
・毎回ハラハラする引きからのEDへの繋ぎが良い。特に2話ラストはベタだけど震えた
・神山健治のサントラと挿入歌、OPEDすべて合ってて良い
改めて見ると気になったところ
・放送当時は学生だったから気にならなかったけど、ヒロインの咲が社会人として非常識すぎてドン引き…
超狭き門の出版社になんとなく受かってなんとなく辞退したようにしかみえない…からのコネ入社に面談すっぽかしって…
・というか全体的にヒロインはボーッとしてるだけで周りが色々お膳立てしすぎ。朝ドラヒロインと思えばいいのか…？
小説版だとサークル運営のエピソードとかで彼女が慕われるようになった過程がわかるんだけど、アニメだけ見てるとなんでみんなそんなに咲を立てるの？てなる
・当時は普通だったんだろうけど、SNSを知っている者としてはあの世界のネットリテラシー怖すぎ。政府が暗躍しなくても東のエデンだけで総監視社会じゃん
この手のSFものは時代が追いつくにつれ陳腐になってしまうものだけれど、SNS黎明期の空気を味わうには良作だと思う。
