合身戦隊メカンダーロボの6の情報・感想・評価

エピソード06
第6話
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鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

合身戦隊メカンダーロボ 第6話 出撃!! 空母キング・ダイヤモンド 前回からの連戦で武器弾薬の尽きた状態で、基地が総攻撃を受けて撃沈寸前のピンチに陥る前半から、補給を済ませて反撃に転じる後半のカタルシス。スパイを探すため小型船が砲火をくぐり抜ける場面のガチ戦争感よ。今回も素晴らしい面白さ。 ここで流れるような連続攻撃で敵を圧倒しつつ、オズメルの策略で危機に陥るのが良い。これまで上手く利用してきたオメガミサイルの脅威が強調され、改めて気が引き締められる構成。毎回のパターンを変えることでダレ感をなくそうという、連続ドラマ的な発想。70年代のロボットアニメでここまでやるのか。すごすぎ。 毎度ながらリアルなディティールが見事で、補給を受けないと戦えない状況を子供アニメに落とし込んだピンチ状況が面白い。さらに輸送船団よりメカンダー基地の攻撃を優先するオズメルや、物資だけでも届けようとする船団の司令官など、上に立つ人間の判断が描かれるのが素晴らしい。こういう現場の感情とは別のロジックがきちんと描かれるアニメは極めて稀。 それだけに、「走査線の走る方向が横向きじゃないからコンギスターの電波だ」というのが残念。走査線はモニターが映像を投影する原理によるものなので、電波がどうであろうとモニターが同じなら走査線も同じ。細かい点までキマっているだけに惜しい!