《プルートゥ/PLUTO》全話鑑賞。これは映画館で映画として鑑賞したかった。上質なサスペンスとしても凄いしロボットなのに"人間ドラマ"としても完成されている。憎しみ、悲しみ、怒りを抱ける人工知能が育った時それは人間なのか。人間は憎しみを消せるのか、ロボットは記憶を消去すれば憎悪は消えるのか。ゲジヒト、ノース2号、ブランド、ヘラクレス、エプシロン各々の"生きたい"理由や表情が繊細な作画と声優陣の熱演によって伝わって来て何度も泪しました。『こんな時人間なら何て言うんでしたっけ』と『こんな時人間なら泣くんだよ』て対比も良かった。ヘレナが日本に来ている間の気丈な振る舞いや優しさ、あとウランの天馬博士への『同じ人を二度失った様な悲しみ』て台詞が印象的だった。
でもやっぱゲジヒト、エプシロン、ブランド達の誰かを想いやる心が憎しみを上回ることの精神の強さが一番胸に訴えかけてきました。本当に良い作品でした。
