あき

薬屋のひとりごとのあきのレビュー・感想・評価

薬屋のひとりごと(2023年製作のアニメ)
4.5
昔の王朝時代を舞台にした完璧な推理恋愛もの。

まずなんと言っても宮殿や街並み、人々の暮らしの描写がすばらしい。詳細に考えられているのだろうことが読み取れる、史実に基づいた描写がされており、歴史好きからすると観ていて楽しいものとなっている。(元担当教授が資料提供等で多少携わっているため贔屓目に見てしまっているかもしれないが。)

そして物語も引き込まれるものになっている。豊富な薬(科学)の知識を持った主人公が、それをもとに宮中で起きる様々な問題を解決する物語。数々の小さな事件が、実は大きな事件に繋がっている、といった構成で物語が進行するため、次の話次の話と最終話まで駆け抜けてしまうこと間違いなし。

恋愛要素は薄めだが、サブとして楽しむには十分。作画・キャラデザが非常に良いため、それだけでも恋愛ものとして楽しめるレベルにはなっている。

総じて良作であると言える仕上がりだった。
あき

あき