アニメ化によって作品としてのレベルを一段昇華した良作。一番の要因はCloverworksの作画パワーか。そういう意味では、鬼滅の刃に近いものがあるが、こちらは原作もきちんと面白い(笑)
戦国の世ということもあり、ストーリーは殺伐としていながら、ギャグのキレ味も良く、その高低差がアニメで動きが付くことでより魅力的になっている。特に戦闘シーンは、原作では伝わってこなかった緊張感や高揚感が表現されており、原作を読んでいる人にこそ見て欲しい。
あとは、各登場キャラがより特徴的に表現されていることで、ストーリー全体により厚みが増している気がする。特に、若様の変態度と、尊氏の絶望度がすごい。小笠原と市川のコンビはキモいし、瘴奸はもっとキモい。
総じて松井先生の独特な世界観がハマるかどうかな気もした。