2023年の夏アニメで一番好きな作品。怪異を専門とする探偵のミステリー作品。ミステリー要素が基本ながら、和風な3人がヨーロッパで有名な人物や怪物たちと対峙するという世界観が非常に良かった。
程よく攻めたキャラデザもそうだがキャラクターの独創性が高い。首だけの主人公て初めてじゃないかな。静句の活躍もちゃんとあるし。
何より狂言回しな津軽の台詞運びが堪らない。堅苦しさはあるけど辞書で引いたものをつらつら喋ってるわけではなく、ちゃんと場面に合わせて選んだ言葉を使われているから台詞が浮いてない。会話劇は退屈しない。それに合わせた演出、映像美も高い。
津軽やアレイスターたちの躊躇ないアクションが非人道的でむしろ楽しい。
布石を打っただけの1クールだっただけに続編があれば期待したい魅力的な作品。
