このレビューはネタバレを含みます
記憶に残らないような、その辺のエロアニメと一緒にしてはいけない。
毎話、えっちな山場を用意しつつ、話の展開もキャラの心情の変化も、細部まで丁寧に描いており、かなりの秀作でビックリした。
敵対者への感情が"怒りや憎しみ"などではなく、"偏愛と悦楽"というのも斬新で、最高に面白い。
主人公うてなは、当事者でありながら消費者目線でもあり続ける。
自身が悪役に徹することで、推したちの成長をいち早く間近で堪能できるようになるなんて、彼女にとって、これ以上ないハッピーエンドだった。
若手声優陣の表現力もあり、特にうてな役の和泉風花は、印象に残る声で、興奮時の震え声や怯えている時の震え声などの使い分け等、演技の幅が広くてとても良かったので、これからの活躍が楽しみ。
OPとEDも可愛くて、最初は良い歳したオッサンがこんなの聴いてたら恥ずかしいかと思っていたけど、クセになった。