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子供の頃から女に囲まれて育ったため、すっかり女嫌いになってしまった青葉春助。チビだが負けん気だけは人一倍強く、男らしい生活に憧れサンシャイン学園に転校してきた。偶然出会った大柄な少女、“エル”こと朝丘夏美から共学になったことを聞かされ大ショック!おまけに初対面ですっかり春助を気に入ったエルはやたらと世話を焼きたがる。女嫌い?の春助と母性のかたまりのようなエル。波乱の学園生活が幕を開ける!果たして二人の恋の行方は…?
「春助くん大好きよー!」(エル) 身体は小さいが人一倍負けず嫌いな中学2年生、青葉春助。幼い頃から女に囲まれ続けた生活に嫌気がさして全寮制のサンシャイン学園に転校してきた。憧れの男子校で今度こそ男らしい生活ができると喜ぶ春助だが、声をかけてきた大柄な美少女、エルこと朝丘夏美から共学になったと聞かされ大ショック!エルに頼まれ飼育当番を手伝うがうっかり怪我をしてしまう。責任を感じたエルは手当てをするといってきかず、嫌がる春助を無理やり男子禁制の女子寮へ…。
「俺、女の子に泣かれるのって苦手なんだよなぁ、どうしよう…」(春助) 春助と同じクラスになり大喜びのエル。差し入れのお礼がしたいと思っていたエルは、男子に着用が決められているネクタイを編んでプレゼントすることを思いつく。手編みのネクタイにまんざらでもない春助。男子寮長兼応援団長であるモン太は自分を怖れない春助が気に入らず、態度が生意気だと喧嘩を売ってきた。勝負に応じた春助だが決着はつかず、せっかくのネクタイを破いてしまった。なんとか自分で治そうとするが最悪なことにエルに見つかってしまった!
「ワシの人格とプライドにかけて貴様のような奴は絶対に勘弁できん」(テッキン) 学園中の生徒から怖れられている数学教師:テッキンこと金小路。成績が悪い生徒は人間じゃないと暴言を吐くが春助は気にせずマイペース。要注意人物として目をつけられてしまう。モン太の誘いで応援団に入った春助。90キロの団旗を持てるかと言われ引っ込みがつかなくなり、ド根性で持ち上げるが重さに耐えきれず団旗はテッキンの愛車を直撃。怒りが頂点に達したテッキンは‘恐怖のテッキン縛り’で春助に制裁を加える。
「いいか誰にもいうなよ、もしばらしたらお前となんか二度と口利かないからな」(春助) 春助の母親が危篤!?:驚いたエルはすぐに帰宅するように言うが春助は取り合わない。母の病気は嘘で自分を呼び戻すためだとわかっているのだ。人手が足りず手伝いに帰って欲しいと頼まれる春助。帰ってこなければ学園に行くと脅され仕方なく帰ることに。エルに実家がランジェリーショップだと知られるのが嫌でうまくごまかして戻ったものの、デリカシーにかける接客で女性客を怒らせてしまう。後を追ってきたエルは春助のかわりに店を手伝うことに。
「あの犬にはくれぐれも気をつけてくださいね」(小太郎) 恐いものなしの春助だが犬は大の苦手だった。みんなの手前秘密にしていたが、寮で飼っているニタロウはなぜか春助にばかり吠えかかる。小太郎はニタロウが吠えるのは春助だけだと見抜き、ニタロウが吠えるのはエルに好きだと言われる春助が気にいらずやきもちを焼いているからだと忠告する。たかが犬のくせにと最初はとりあわない春助だったが、ニタは執拗に後を追いかけそのため学園内は大混乱に…。
「おしかったなぁ、あの幽霊さえでなきゃ」(春助) 待ちに待った夏休みが始まり寮生はみんな帰省することに。女ばかりの家に帰るのが嫌な春助は寮に残ることを選ぶが、モン太から若い女の幽霊が出ると脅かされる。相手にしない春助はのんびり一人で過ごせると上機嫌。小町親子に頼まれて寮の留守番まで引き受ける。ところがニタロウの世話までする羽目になって大弱り。気になって戻ってきたエルが引き受けるというが、女子寮は鍵が掛かっていて入れず、二人は春助の部屋で過ごすことに。二人きりの夜、寮の中に怪しい気配が。果たして本物の幽霊なのか!?
「無理を承知で挑戦してこそ男ってもんだ」(モン太) エルと自分の誕生日が同じ8月18日だと小町から教えてもらった春助。エルが欲しがっていたバッグをプレゼントしようと思うが高くて手が出ない。エルもまた春助にプレゼントを贈ろうと家の手伝いを始める。足りない分を稼ぐためバイトをしようとテッキンの車にワックスをかける春助。それを知ったモン太たちは春助に協力しようとジャンボあんみつを食べれば一万円もらえる店があることを教える。胃袋には自信がある春助はさっそく店に乗り込むが、そこにはなんとエルの姿が!?
「僕、どうしても青葉さんのような強い男になりたんです」(小太郎) 残り少ない夏休みを利用して男を磨く旅に出るといって寮を出た春助。だが行くあてなどなく小太郎の家を訪ねる。かねてから春助に憧れていた小太郎はわざわざ遊びに来てくれたと大感激。その姿を見た母親は大喜びで春助をもてなす。調子に乗った春助は実家の商売を聞かれとっさに大工だと嘘をついてしまった。それを信じた母親からおとなしい小太郎を春助の実家で鍛えてやって欲しいと頼みこまれてしまう。断りきれない春助は小太郎を連れて女の園である実家に帰ることに…。
「なんたってサンシャイン学園一の人気者だもんね」(まどか) 新学期が始まり、帰省していたみんなからたくさんのお土産をもらう春助。一方、自分こそサンシャイン学園一の人気者だと思っていたモン太。みんなの注目が春助に集まるのが気にいらず制裁するというのだ。心配になったエルは神崎先輩に相談。学内で人気投票があると嘘の噂を流し、制裁をやめさせようとする。なんとか人気者の座を取り返したいモン太は人が変わったようにみんなに優しくなる。エルから事情を聞いた春助はモン太をだましたことに納得がいかず、わざとモン太を怒らせるが…。
「誰だ!ブラジャーを取った奴は?!」(春助) 残り少ない夏を楽しもうと伊豆の海へやってきた春助たち。去年、モン太や神崎がお世話になった浜田夫婦の元を訪ねる。子供のいない夫婦はみんなが遊びに来るのを待っていたのだ。エルの水着姿を他人に見せたくない春助は、自分がいない間は海に入らないように命令し、サザエを取ってきてやると約束する。のんびり甲羅干しをしていたエルたち。その時岩場から覗いていた大学生3人組にエルのビキニのブラジャーが盗まれてしまった!
「スパイっていうのは一番スパイらしくない奴だって漫画で読んだけどな」(春助) 春助に夜食の差し入れをしようと男子寮に向かったエル。ニタロウにほえられて戸惑うがなんとそこにはテッキンが待ち構えていた。寮で煙草を吸っていたモン太もテッキンに捕まりこっぴどく叱られてしまう。モン太は寮の事情がテッキンに筒抜けなのはスパイがいるからだと断言。誰が犯人かを疑い寮は険悪な雰囲気になる。モン太は寮の結束を固めるために全員の名前を書いた連判状を作成。まるで時代劇のような展開に喜ぶ春助。テッキンはなぜみんなの情報を知ることができたのか。エルがつきとめた意外な犯人の正体は?
「何がラブカセットだ、男がそんな女々しいテープ聞けるか!」(春助) 好きな相手にお気に入りの曲やメッセージを吹き込んだラブカセットが大流行。エルは梢たちに手伝ってもらい早速ラブカセットを作り春助にプレゼント。照れくささから最初は受け取りを嫌がっていた春助。梢たちにエルの悩ましい声が入っているといわれ、期待に胸を膨らませて再生する。だが聞こえてきたのは悩ましい声どころか聞くに堪えない悪口ばかり。かっとなった春助もまけずに言いたい放題で返事を吹き込む。もう絶交だといきまく春助だが、貰ったカセットは別人宛のものだと知り途方にくれてしまう…。
「世の中すべてゼニや。ゼニを持ってるやつが強いんや!」(増夫) エルが預かることになった従姉弟の増夫。愛らしい上に礼儀正しくすぐに女子寮のアイドルになるが、その正体はお金のためならどんなことでもするとんでもない悪ガキだった。エルの着替えを隠し撮りした写真を春助に売りつけ味をしめた増夫。ポーカーで勝負しようと持ちかけ月謝やラジオを巻き上げ、ついには春助自身が増夫の奴隷に。借りを作りたくないと強がる春助。寒風が吹きすさぶ中、増夫の命令で一人で窓を磨き、風邪をこじらせ寝こんでしまう。増夫の本性を知ったエルは春助を自由の身にするため、自身を賭けて増夫にポーカーの勝負を持ちかける!
「お前、こんなところで俺と二人っきりで本当に平気なのか?!」(春助) 連休を利用して寮のみんなと旅に出かけた春助。幹事の大役を果たそうと奮闘するが手違いで宿は取れず、窮地に立たされてしまう。何とかテントを調達したものの、男女一緒で食料は自分たちで調達するしかない。一度は怒って帰ろうとしたみんなも川で魚を釣ってキャンプを楽しむ春助たちを見て戻ってくる。二手に分かれて食料になりそうなものを見つけに行った春助たち。山芋を取ろうとしたエルと二人でがけ下に転落、みんなとはぐれてしまった。折悪しく近づいてきた台風のためテントへは戻れそうにない。廃坑を見つけた二人はそれぞれの思いを胸に一夜を明かすのだが…。
「たった一度、たった一度だけでいいんです…エルちゃんとデートさせて下さい」(小太郎) エルに花を贈り続ける謎の人物:Mrフラワー。その正体が誰なのかが気になる春助は、こっそり教室で待ち伏せる。捕まえた相手はなんと小太郎。ずっと前からエルにあこがれていた小太郎は一度でいいからエルとデートできたらと思うが言い出せず花を贈っていたのだ。必死に頼まれ断りきれない春助は仕方なくデートのお膳立てをする。約束どおり家を訪ねて来たエルに大感激の小太郎。エルを送る帰り道で、ばったり小太郎の兄:トシユキに出会う。トシユキは、エルを気に入り家の前まで送りほっぺにキスをする!:ショックを受けるエルは泣き出してしまう。それを知った春助は激怒。二度とエルに近づかないようにとトシユキの高校に乗り込み、やったことがないテニスで勝負を挑む。
「こんなもののためにいがみ合うなんて、あたし達は馬鹿よ!」(マコ) 寮祭の代表選手に選ばれた春助。男女それぞれの寮が金と銀の像を争奪し、勝った方が一年間規則を自由にできるとあって男子寮も女子寮も真剣そのもの。普段は仲の良い生徒たちもこのときばかりは対決ムードで寮内は不穏な空気になってしまう。女相手となめてかかった春助。だが女子寮は一丸となって迎え撃つ。暴力を振るってはいけない規則のために反撃できずこっぴどくやられてしまった春助。対する女子寮の代表であるマコは快調に進撃、のこる相手はモン太のみだが、「お前はそれでも女か」と言われ、自分の容姿にコンプレックスを感じていたマコは激しいショックを受ける。一方、グロッキー状態の春助を見かねたエルは、みんなに仲間はずれにされるのを承知で春助を介抱する。
「まったく、ドジな寮長のおかげで苦労するぜ」(春助) モン太の部屋から煙が!?:トイレに起きた春助が危ないところで消しとめるが、畳を派手に焦がしてしまった。煙草の不始末であることがわかればモン太は停学になってしまう。テッキンの見回りを明日に控え、モンタは女子寮の畳を借りてきてほしいと春助に頼む。お礼の肉まんに釣られて引き受けた春助はエルに頼みに行くが、そのままうっかり寝込んでしまう。モン太は春助が病気で寝ていると偽り、テッキンの目から焦げ跡を隠そうとするが…。
「私は男だ!れっきとした男なんだ!!」(森田) 鬼と呼ばれた16代目の応援団長・森田先輩が来ると聞いて大慌ての団員たち。女嫌いの硬派で鳴らした森田は部員が女と付き合うのを許さず、見つかれば人間サンドバッグにされてしまう。団のシンボルともいえる団旗の虫干しをしていた春助は、よりにもよってこんな時に、ニタロウにおしっこで汚されてしまう。春助は森田に責任を取れと脅され、罰として制裁を受けるために歴代の応援団長のもとへ向かう。だが、偶然にも森田が女だと知ってしまい…。
「くそっ、妬いてなんかいねえぞ」(春助) どうもテッキンの態度がおかしい。車に乗るようにエルを誘ったり、応接室に呼び出したり。春助は気にしていないと言いながら、こっそり応接室へ確かめにいく。何とそこでは、テッキンがエルにせまっていた!:あまりのことに目を疑う春助。エルは事情を説明しようとするが、へそを曲げた春助は聞く耳を持たない。翌日、まどかにテッキンとエルが婚約したと聞いた春助は激しいショックを受ける。どうしても信じられず、変装してエルの後をつけるのだが…。
「このやろう、応援団をなんだと思ってるんだ!」(モン太) 野球部から試合の応援を断られた応援団。かわりにチアガール部に頼んだと聞いて怒ったモン太は、野球部員を殴ってしまった。ラグビー部からも応援を断られ、すっかり弱気になったモン太は、団長の座を春助に譲るとまで言い出す。神崎のとりなしで応援団はチアガール部と一緒に野球場に向かうが、あくまで面子にこだわるモン太は野球部員からは姿の見えない浜辺で応援することに。ところが応援団のいないサンシャイン学園野球部は、相手チームの活気にのまれてたちまちピンチに追い込まれてしまう。
「寮生さんに怪我させるような犬なんて置いとけないでしょ」(小町) 『犬の博士号を目差して』という本の影響で、ニタロウの訓練を始めたまどか。肝心のニタロウはエルにまとわりつくことに夢中で言うことを聞かず、怒った春助はニタロウを蹴っとばし、仕返しに部屋を荒らされてしまう。春助は剣道の防具を着用してニタロウと対決。心配した小町が仲裁に入るが、ニタロウは春助の尻に噛みつき怪我をさせてしまった。春助の看護が出来るとごきげんのエル。その頃、責任を感じた小町は寮生に怪我を負わせたニタロウを他の家に預けようと考えていた。
「あたしの気持ちは変わらない…変わるはずないもん、絶対に!」(エル) 春助とエルは、雨宿りに入ったビルで不思議な女性に声をかけられる。名前を当てられ驚く春助。女性の正体は神崎先輩の姉で占い師のメアリー・アストロとわかり、二人は部屋に招待される。服が乾く間にメアリーは二人を占ってくれるが、結果はなんと破局だという。ショックを受けるエル。所詮占いだと取り合わない春助。寮に戻った春助は試験に備えて英語の勉強を始め、わからない部分をエルに聞こうと部屋を訪ねる。「もしも~だったら」で始まる例題について説明するエルは、しだいに妄想をエスカレートさせて…。
「春助君、あたしの体であっためてあげる」(エル) だらけた生活に喝を入れようと、寒中水泳を思いついた春助。応援団のみんなを誘うものの、団員たちは何かと理由をつけて断ってくる。一人でもやってみせると大見得を切った春助は、証拠写真をモン太たちに見せるため、エルをカメラウーマンとして連れて行くことに。奥山湖へ向かった春助は予想以上の寒さに驚き、湖が凍っているのを理由に帰ろうとするが、氷を割れば大丈夫とエルに言われて仕方なく寒中水泳を決行。凍えて動けなくなり、エルの介抱で元に戻る。だが、二人は帰りの最終バスに乗り遅れてしまった…。
「ニタロウに雪を見せてあげたかったんだもん」(まどか) おいしいアルバイトがあると、まどかに持ちかけられた春助。ふたつ返事で引き受けたその内容は、まどかを越後沢に住む祖父のもとに連れていくことだった。当日、やけに大きな荷物を持たされた春助の前にエルが現れる。文句を言いながらも悪い気はしない春助は、まどかと3人でのんびりと汽車の旅を楽しむ。だが、カバンの中にニタロウを隠していたことがばれて途中下車させられてしまった。越後沢まではかなりの距離がある。仕方なくヒッチハイクをして車を止めると、運転席には何とテッキンが乗っていた!
「春助、この赤井モン太を男にしてくれ!」(モン太) マコからダブルデートをしてほしいと頼まれたエル。しかし春助が頑として嫌がり、結局二人だけで遊びに行くことになった。デートの当日、そんな二人の後をつけてくる怪しい男の姿があった。変装したモン太である。実はマコからデートに誘われていたモン太。今までに一度もデートの経験がない彼は、春助に頼み込んで、エルとのデートを尾行しながら見学する手筈を取り決めていたのだ。しかし、遊覧船に乗ったモン太は二人を見失ったあげく、そこでとんでもない相手に遭遇してしまう…。
「エルの歌だけじゃサマにならないだろ?」(春助) お年寄りのための催し物を計画しているエルたち。その資金を稼ぐ相談を聞いた春助は、旅行のためのバイトだと勘違いして仲間に加わる。春助はハッピーバースデー屋という資金稼ぎのアイデアを提供。得意のギターを使って、エルと二人で誕生日に歌のプレゼントをするのだ。これが大当たりで依頼が殺到するが、目をつけた町のチンピラが破格の料金で仕事を依頼してくる。軽い気持ちで引き受けた春助は、着るのが条件だと言われた衣装を見て驚く。春助は猫の着ぐるみ、エルに渡されたのは超ミニのセーラー服だったのだ!
「そんなにハイヒールが履きたきゃ、もっとでっかい男と付き合えばいいだろ」(春助) 聖子の買ったハイヒールを前に盛り上がる女子寮の面々。春助との身長差を気にするエルは勧められても履こうとしない。ちょうど春助は、まどかに付き合って小町へのプレゼントのハイヒールを選びに行くことになっていた。偶然春助をみかけた聖子と梢は、エルへの贈り物だと早合点。話を聞いたエルは大喜びで春助の部屋に行き、隠してあったプレゼントを見つけて開けてしまう。春助に怒られて落ち込んだエルは、翌日学校を休み、春助あての置手紙を残して姿を消してしまう…。
「これからもずーっと春助君の催眠術にかかっていたい」(エル) 読書にジャズダンス、みんなが有意義に時間を過ごす中、これといって当てもない春助はモン太にバカにされてしまう。春助は見返してやろうと古本屋で本をまとめ買いし、その中にあった『催眠術入門』に興味を持つ。食事をするのも忘れるほど熱中して読破。自分にも出来ると自信をもった春助はモン太たちを実験台にして試すが、かかった振りをされてからかわれてしまう。あきらめきれない春助に、エルが私に催眠術をかけてほしいと頼んでくる。春助の命令するがまま彼女は…。
「来年は二人でいこうね」(エル) フィギュアスケートの話題で盛り上がる女子寮では、マコの提案で泊りがけのスケート旅行が決定する。愛しのマコから誘われて乗り気になったモン太は、合宿を組むと称して応援団も参加させるが、スケート場で嫌な思いをした経験のある春助は怪我をしたと嘘をついて寮に残る。エルも春助を看病するためにキャンセル。暇をもてあまして退屈する春助は、エルがまどか達を相手にスケートの真似事をしているのを見てちょっぴり反省する。しかし、怪我が嘘だとは言えずに困ってしまい…。
「くそっ、こんな頭じゃみんなに笑われちまうよ」(春助) デートの前日、床屋に出かけた春助はマスターに全てを任せて眠ってしまう。目を覚ました春助が見たものは、鶴井と亀山のイタズラでアフロヘアーにされた自分の頭だった。店主に文句を言っても後の祭り、床屋を後にした春助は、寮にも家にも帰れずに途方にくれてしまう。事情を聞いた小太郎のアイデアで、包帯で頭をぐるぐる巻きにしてアフロヘアーを隠すことに。それを見たモン太が他校の応援団に喧嘩でやられて怪我をしたと思い込み、仕返しに行くと言い出して大問題に発展してしまう!
「だって、宿題以外ならなんでも引き受けるって…」(小太郎) またしても数学で最下位になってしまった春助は、成績も態度も悪いからと、テッキンに大量の宿題を出されてしまった。せっかくの休みが台無しになって憂鬱な春助に、小太郎が宿題を肩代わりするのと引きかえにアルバイトをやってくれないかと持ちかけてくる。その仕事とは、外国人の赤ちゃんの世話をするベビーシッター。赤ん坊は苦手だが、背に腹はかえられない。春助は懸命に世話をするものの、赤ちゃんは言うことを聞いてくれず、次第に手に負えなくなってゆく…。
「この修道院はいったいどうなってるんだ?」(モン太) 春助とエルたちは休日を利用して高山平にやってきた。地図を頼りに泊まる予定のペンションを探すが、それらしい建物は見つからない。一行はどこからか聞こえてくる鐘の音を頼りに古い教会にたどり着き、ガラモンと名乗る神父に一晩の宿を頼む。しかし、そこは悪魔の館だった!:浴室に入ったエルに、突然動き出したシャワーヘッドが襲いかかってくる。エルの悲鳴を聞いて駆けつけた春助たちは一箇所に集まり、全員でこの怪しい教会の謎を解こうとするが、小太郎と聖子の姿がいつの間にか見えなくなってしまう。
「君がどのくらい彼女を大事にしてるか、たしかめたかったのさ」(恋塚) ボートに乗っていた春助とエル。春助が寝てしまった間にエルがオールを川に流してしまった。恋塚という大学生に助けられるが弟に間違えられたばかりか、エルにボートを漕がせていたことをたしなめられ怒る春助。エルが止めるのも聞かずに無茶をしてボートを転覆させてしまう。面目丸つぶれの春助だが、『みなと祭り』で行われるカヌーレースの選手に選ばれたことから恋塚と勝負することになる。カヌーは初心者の春助だが、負ければエルは恋塚とデートしなくてはならない!
「猫だって生きてるんだ、生き物の命より勉強のほうが大事なのかよ!」(春助) ある雨の日、エルと春助はずぶ濡れになって震えている子猫を見つけた。見捨ててはおけず寮に連れ帰ったものの、ペットを飼うことは規則で禁止されている。エルは一週間以内に飼い主を見つけることを条件に、子猫の世話をする許可を貰う。みんなに協力を頼んで飼い主を探すが上手くいかず、そのうえ悪いことに、子猫がテッキンに見つかってしまった。規則を盾に処分をせまるテッキン。春助は懸命に抵抗するが、騒ぎにまぎれて子猫が行方不明になってしまう!
「春助君はお母さんの仕事を認めています、ただ、恥ずかしいだけなんです」(エル) 春助の実家が写真週刊誌で紹介されることになった。硬派を気取る春助としては、自分の家が女性向けランジェリーショップを経営していることを学校のみんなに知られたくない。春助は記者の後を追ってフィルムを渡してもらおうとするが、相手にされるはずもない。そこで今度は週刊誌を買い占めにかかるものの、たまたま手伝いに来ていたエルの写真が掲載されていることを知って、どうしても処分できなくなってしまう。困り果てた末に春助が見つけた、意外な隠し場所とは?
「あたし、春助君を信じてるもん」(エル) 教育実習生としてやってきた沢田先生は美人でスタイル抜群、たちまち男子生徒たちの心をつかんでしまう。全く興味のなかった春助だが、沢田に呼び出されて自宅へ遊びに行った晩、ついうっかり寝込んでそのまま朝を迎えてしまう。しかしなぜか、テッキンのお咎めはなし。日ごとに親密度を増してゆく春助と沢田の様子に、エルは心を痛めるばかりだ。見ていられなくなった聖子たちは、春助を沢田から奪い返すための作戦を立てるが…。
「まるで源氏物語の世界ですね」(小太郎) とんでもない転校生がやって来た。その名は光小路納言。時代錯誤の服装と芝居がかった言葉遣い。由緒ある家柄の出身で、一度も学校に通ったことのない正真正銘のお姫様らしい。元家庭教師だったというテッキンは、さすがに頭があがらない。世話役としてエルが立候補するが、納言は背の高いエルに上から見下ろされるのが嫌だと言って、背の低い春助を指名する。すっかり春助のことが気に入った納言は、寮の部屋にまで押しかけて来ると、二人で一緒に暮らすと言い出した!
「これで君たちは完全に二人っきりになったんです」(キューピット) エルが「二人っきり券」なるものを購入してきた。これを使えば、好きな人と二人っきりになれるというのだ。さっそく試してみたエルと春助は、愛のキューピットを名乗る人物によって応援団の部室へ誘導される。外から鍵を掛けられ窓もふさがれた密室で、エルは念願かなって二人っきりになれたと大喜び。ところがキューピットが指示をくれるはずのトランシーバーから聞こえてきたのは、どういうわけかテッキンの声だった!
「あたしがジュリエットを?:春助君たら、冗談ばっかり」(エル) 春助たち応援団の面々は、報酬のラーメンに釣られて、演劇部の公演の準備作業を手伝っていた。題目は「ロミオとジュリエット」。ところがジュリエット役が怪我をしてしまい、舞台は中止の危機に陥る。ここで公演がなくなれば、報酬のラーメンもパーになってしまう。春助はエルにジュリエットの代役を依頼。自信がないと断るエルに、全面的に協力すると約束して練習相手まで務める。だが、最後の場面のキスシーンが気になって気になって仕方がない…。
「手錠なんてなくてもよ、春助とエルは結ばれてんのさ、赤い糸でな」(モン太) 男子寮に遊びにきたエルは、鶴井が自慢げに見せていた手錠を軽い気持ちで自分と春助とに掛けてしまった。ところがその手錠はおもちゃなどではなく、刑事をしている父親の不在をいいことに、鶴井が家からこっそり持ち出してきた本物だった。何とか鍵を開けようとする春助だが、所詮素人では歯がたたない。事が公になれば鶴井の父親にも迷惑がかかってしまう。二人は鍵を持っている鶴井の父親が法事から戻るまで、手錠でつながれたまま生活することになった!
「まさかおめえ、女とつき合っちゃいねえだろうな」(冬五郎) 春助は叔父の冬五郎が寮にやって来ると聞いて大慌て。外国船の乗組員をしている冬五郎は腕っぷしが強く、春助も怖れるほどバリバリの硬派で大の女嫌いなのだ。もしもエルとの関係が知られたら、間違いなくただでは済まない。どうしても挨拶をしておきたいエルは機転を利かせて男装し、「朝丘夏夫」と名乗って冬五郎と対面する。冬五郎は「夏夫」をいたく気に入った様子。ホッとひと安心の春助とエルだが、今度は男同士の温泉旅行に無理やり連れ出されてしまう!
「俺は姫が入部するなら応援団をやめるぜ」(春助) 納言が応援団に入部すると言い出した。規則で男子部員しか認めないはずが、モン太の手違いから入部を許可してしまう。応援団の伝統を守るため、春助は納言にわざとつらい練習をさせて自分から辞めるように仕向ける。ところが他の部員たちは、豪華な差し入れや部室の改築計画に大喜び、いつの間にか納言に丸め込まれてしまう。納言の行動がエスカレートしていくのを見過ごせず、エルは自分たちチアリーダーも応援団に加えて欲しいとモン太に交渉するが…。
「こうなったら縁切り寺へ行くことね」(マコ) 日直当番に張り切る納言が、早朝から寮に押しかけてきた。納言の強気なアプローチを心配したマコたちは、エルに縁切り寺への参拝を勧めるが、エルは二人の縁を切るのではなく自分と春助との縁を結んで貰おうと愛染不動へ参拝することを選ぶ。うまく春助を誘い出して願掛けを済ませ、縁結びのお札を手に入れたエル。願いを成就させるには、それぞれの体にお札を貼ってすごさなくてはならないらしい。その位置は何と、互いのお尻だった!
「どれが夢でどれが本当なんだよ」(春助) 草木も眠る丑三つ時、春助の名前を呼ぶ声が聞こえる。目を覚ました春助は、窓に映った納言の姿を見てびっくり仰天。納言はクレーン車や照明部隊を引き連れて、かぐや姫気取りでやって来たらしい。周囲は警察が出動する大騒ぎ。寮の体面を考えたテッキンは、これ以上のトラブルを避けるため、春助に光小路家から学校に通えと命令する。納得いかない春助も家庭訪問すると脅かされては逆らえず、納言と共に光小路家に向かうが、そこは敷地の中に信号や公衆電話が設置された、まさにお城のような大邸宅だった!
「おしかったな、もうあと5分早く来てればなぁ」(春助) カメラを持った怪しい男を捕まえた春助。だが、殴った相手は覗き魔ではなく、取材中の新聞部員だった。モン太に新聞部の使っているカメラを借りて欲しいと頼まれていたこともあって、春助は断られるのを覚悟で入部を願い出る。取材の邪魔をしたにもかかわらず入部を許可された春助に、やがて初仕事が回ってくる。特定の生徒に丸一日の間密着して記事を書けというのだが、その相手は他ならぬエルだというのだ。春助は戸惑いながらもエルの取材をはじめ…。
「春助は私と一緒に立派に果ててくれます」(納言) 光小路家の使者が春助のもとに、紫陽花の花束を持ってきた。興味がない春助はエルに花束を渡し、自分はプールへ出かけてしまう。ところが寮からの電話で呼び戻され、待ち受けていた納言に「光源氏」がいなくなったと泣きつかれて面食らう。実は納言が見せたかったのは紫陽花ではなく、花の中にいた「光源氏」という名の国宝級のカタツムリだというのだ。もしも見つけられなかったら二人で責任を取ろうと、納言は春助に自害を迫ってくる!
「春助君の意地悪…人の気も知らないで…」(エル) 試験休みを前にアルバイトに励むエル。春助にお腹いっぱいステーキをごちそうしてあげようと、こっそりお金を貯めていたのだ。当初は試験休みの予定を考えていなかった春助も、エルが富士山に登ってみたいと言っていたことを思い出し、なけなしの小遣いをはたいて旅行に出かける計画を立てていた。お互いの驚く顔が見たいと内緒で計画を進めてきた二人だが、いざ試験休みが来ると上手く打ち明けられず、気持ちだけがすれ違ってしまう…。
「夜中のことは、絶対に俺たちだけの秘密だぞ」(春助) 福引で特賞が当たったと言われ、驚いた春助は会場へ確かめに向かう。係員の証言によると、テッキンが春助とエルの名前を勝手に使ったというのが真相らしい。特賞の大島一泊旅行を当てたものの、独り身の彼はペアで名前を書くのに困り、とっさに春助とエルの名前を書いてしまったのだ。はしゃぐエルたちに今更返せともいえず、テッキンはみんなの分まで旅費を出す羽目になってしまった。思いがけずに豪華な船旅を楽しむことになった春助は、夜はみんなと離れた特等室で、エルと二人っきりで朝まで過ごすことになり…。
「突き当たりの部屋には絶対に入らないでね」(エル) エルと春助が結婚したとの通知が寮に届く。受け取った春助が地図を頼りに訪ねると、その家には春助とエルの名前を記した表札まで掛かっていた。結婚通知も表札も、エプロン姿で出迎えたエルの他愛もないイタズラ。エルは一緒に留守番をして欲しいと春助に頼む。断れば、叔母の息子と二人きりで夜を明かすことになってしまうらしい。仕方なく泊まることにした春助だが、エルの入浴中に暇を持てあまし、絶対に開けてはいけないと釘をさされていた部屋のドアを開けてしまう…。
「あたしと春ちゃんは別々に寝るような仲じゃないでしょ」(カーコ) 春助の部屋に幼馴染のカーコが訪ねてきた。どうやら家出してきたらしく、春助はしばらくの間泊めて欲しいと頼まれる。男子寮に女の子を泊められるわけがない。春助が断ろうとすると、カーコは幼い頃に二人で書いた結婚証明書を突きつけてきた。やむなく泊めることになるが、証明書を盾に結婚をせまるカーコは下着姿で春助に抱きついてくる。その現場をエルが目撃、ショックを受けて泣きながら寮を飛び出してしまった!
「納言よ、わしの夢はそちの婿の顔を一目見て死ぬことじゃ」(納言の曾祖父) 納言が春助にプレゼントしたいと、手編みのセーターを持ってきた。時期はずれな上に編み込まれた春助のイニシャルまで違っているが、じきに光小路家の養子になるから問題ないと納言は涼しい顔。春助に受け取ってもらえて喜んでいると、曾祖父が倒れて危篤に陥ったとの連絡が入る。死ぬ前に納言の婿を一目見たいというのが、曾祖父の唯一の願い。やむなく婿役を引き受けた春助は、気の進まないまま納言と共に面会することになるが…。
「僕にだって男の意地があります!」(夢二) 春助は同級生の神崎から、従兄弟の夢二を男らしく鍛え直してくれるよう頼まれた。その夢二は容姿も態度も女の子そっくりで、男らしさなどかけらもない。さすがの春助も音を上げかけるが、夢二がエルに一目ぼれして恋人になりたいと言い出した。横恋慕をあきらめさせようと、春助はエルを賭けたマラソン勝負を持ちかける。ところが意外にも、夢二はトップランナーを父に持つサラブレッドで、脚力は学年でもトップだというのだ!
「エルに会いたくて行くんじゃねえからな。あくまで防犯上のためだ」(春助) 母親に留守番を頼まれて心細いエルは、泊まりに来て欲しいと春助に頼む。一度は引き受けた春助だが、自分も実家の留守番を頼まれて約束を果たせなくなる。せめて一緒にいられる間だけは目一杯楽しもうと、二人は近所の縁日に足を伸ばす。エルは似顔絵人形が気に入ったらしく、お互いの人形を買って大事にしようと春助にせがむ。あまり乗り気でなかった春助も、今夜は春助人形を抱いて寝るというエルの言葉を聞いて…。
「男一匹、青葉春助が女の子と人形ごっこをしていたというのか?」(テッキン) 二人でそろえた似顔絵人形のために、エルは服や下着を何着も心をこめて手作りし、まるで本物に接するかのように愛情たっぷりの言葉をかけている。納言の運転手の大前田がそれを聞き、とんでもない不品行と勘違いしてテッキンに知らせてしまった。激怒したテッキンは、身に覚えがないという春助の反論には耳を貸さず、規則違反の罪を寮長である神崎とモン太に取らせると言い出した!
「ちくしょう、エルにデートを申し込むなんてふざけたヤローだぜ」(春助) エルに毎日ラブレターが送られてくる。差出人は不明で、封筒の中には四葉のクローバーが入っているだけだが、エルもまんざら悪い気はしない。そんなある日、女子寮に不審者が侵入し、エルの部屋だけが荒らされる事件が起こる。事件とラブレターとは何か関係があるのだろうか?:差出人に呼び出されたエルは、正体を探るため直接会いに行くことを決意する。心配でたまらない春助は、こっそり後をつけるが…。
「あたし達もこういう写真を撮ってもらったら素敵だろうと思って」(エル) 写真店に飾られた結婚写真に憧れるエルは、一緒にドレスを着て写真を撮ろうと春助にせがむ。頑固に断られてもあきらめきれず、春助を自宅に招待。自分もひそかに春助の実家を訪ねる。春助の母・花江は、息子に対するエルの純粋な想いに感動し、エルの願いをかなえてくれるという。冬五郎に送る写真を撮るからと、春助を結婚式の日にホテルの写真室に連れてゆき…。
「たしかにヤバイもの入れたような気がするんだけど…」(春助) 春助が着ていた服から、小学生の頃にタイムカプセルを埋めた場所を記したメモが出てきた。開ける予定は今年になっており、春助は寮のみんなを連れて掘りに出かけるはめになってしまう。何を埋めたか覚えていない春助は不安になり、一人で先に掘り出してしまおうと現地へ向かうが、エルに先回りされてしまう。春助の母校の小学校はすでに廃校になっていて、跡地にはモーテルが建っていた。あきらめきれない二人は、タイムカプセルの手がかりを求めて中へ入ってゆく…。
「あたし…春助君のために裸になるんだったらちっとも恥ずかしくない!」(エル) エルが春助をモデルに小説を書き上げ、コンクールに応募するつもりらしい。もしも入選したら、賞金の半分をモデル料として分けてくれるそうだ。あくる日から週刊誌の編集者を名乗る男が、寮の周りをうろつき始める。エルの小説が入選したと早合点した春助は、賞金の前払いと称して金を受け取ってしまう。ところがその男は小説とはまるで無関係で、エルの名前を出して春助に金を渡したのは、誌面に載せるヌード写真のモデルとして契約するためだったのだ!
「もし、あの団旗が無くなっちまったら…えれえ事だぜ」(春助) ラーメンの汁をこぼして大事な団旗を汚してしまった春助は、勝手に洗濯して不始末の証拠を隠滅することにした。洗濯は誰にも知られず無事に終わり、後は干して乾かすだけ。ところが夜になると急に雲行きが怪しくなってくる。台風が近付いているらしい。干しっぱなしにしてきた団旗を取り込むため、春助はエルと共に学校へ急ぐ。団旗はすでに強風に飛ばされ、校舎のてっぺん近くにかろうじて引っかかっていた。春助は決死の覚悟で団旗を取ろうとするが…。
「ニタじゃたとえ覗いたとしても電話はかけられないしなぁ」(春助) 男子寮にあやしい電話がかかってきた。名前は名乗らず、春助にエルのパンティの色を教えて切れてしまう。ただのイタズラ電話だと思っていた春助だが、何とエルは本当にその色のパンティーを身につけていた!:連日の電話に怒った春助は、エルと共に犯人探しに乗り出す。その頃、まどかは頻繁に同級生の友秀のお見舞いに出かけていた。友秀はエルとは初対面のはずなのに、なぜかエルの顔を見ると慌て始め…。
「だって結婚詐欺だぜ、これじゃ」(春助) 女嫌いで有名な冬五郎から、結婚したとの葉書が届いた。信じられない春助だが、ともかくエルを連れて新居のアパートを訪ねてみることに。思った通り、結婚話など真っ赤な嘘。借金返済に苦しむ冬五郎がご祝儀目当てにひねり出した、窮余の一策だったのだ。バカ正直な弟分がお祝いに来ると、冬五郎は借金のことさえ忘れて酒盛り開始。エルを新妻だと思いこんだ弟分は、春助を邪魔者扱いして部屋から追い出してしまう!
「駆け落ちに年は関係ありまへん」(増夫) 増夫が同級生のサヤカを連れて春助のところにやってきた。はるばる大阪から二人で駆け落ちしてきたらしい。エルに引き取らせようとする春助。しかし春助を男と見込んで頭を下げてくる増夫に、とうとう部屋にかくまうことを約束してしまう。増夫は巧みに立ち回り、予約しておいた旅館の部屋にエルと春助の二人を呼び出す。驚いて寮へ帰ろうとする春助に、増夫がとんでもないことを頼む。寮の部屋を貸してくれたお礼に、エルと二人っきりで一夜を過ごして欲しいというのだ!
「電話は通じないし、窓もないし…春助君!」(エル) 古い日記を読み返していたエルは、3年前のある約束を思い出した。財布を落として困っていたところを一人の紳士に助けられ、必ず返すからと待ち合わせの約束して電車賃を借りたのだ。その人は名前を教えてくれなかったし、顔だってほとんど覚えていない。目印の黄色いマフラーだけを頼りに、約束の場所に向かうエル。心配した春助は黙ってこっそり後を追う。待ち合わせの時間が現れても紳士は現れず、エルはあきらめかけるが、そこに黄色いマフラーを着けた若い男が現れる…。
「僕が食べているのはお弁当じゃありません、愛です!」(小太郎) 「迷える子羊」と名乗る謎の人物から、春助のもとに豪華な弁当が届いた。最初は喜んでいた春助もさすがに気になり、正体を突き止めようと手がかりを捜し始める。寮に女性からの不審な電話があり、応対に出たまどかが、小太郎の部屋を誤って春助の部屋だと教えていたらしい。豪華な弁当は、その女性が小太郎のために作ってくれたのかもしれない。事情を知った小太郎は大感激、まだ見ぬ「子羊」に夢中になるが…。
「言っていいのかなぁ、うちは下着屋さんですって」(零子) 春助は実家の下着屋で万引犯の零子を捕まえた。財布を忘れただけと言い張る零子に部屋まで取りに行かせるが、零子は素直に払うどころか色仕掛けで迫ってくる始末。挙げ句の果てにはアパートを追い出され、新しい部屋が見つかるまで男子寮に泊めてくれと押しかけてくる。零子は春助の姉を名乗ってみんなを丸め込むが、エルはそれが嘘だと見抜き、次第に不安を膨らませてゆく…。
「あの写真が公表されることがあったら死んでお詫びします!」(小太郎) 小柄な男子生徒に自転車を盗まれたと、竜太と順子の暴走族カップルがサンシャイン学園にねじ込んで来た。テッキンに犯人だと疑われる春助。実は真犯人に見られては困る写真を撮られ、公表されるのが嫌なら自分の罪として名乗り出ろと脅迫されていたのだ。春助はやむなく脅迫に屈するが、竜太に真犯人ではないと見抜かれてしまう。怒った竜太は春助に真犯人を見つけろと命令する。それが出来ないなら、エルを一人でよこせというのだ!
「あいつだけが女じゃねえや、世の中には女なんか一杯いるんだ」(春助) プレイボーイで有名な鹿毛城は、100人目のガールフレンドにしようとエルを誘惑するが、あっさりと袖にされてしまった。プライドにかけてエルをものにすると決めた鹿毛城は、春助のことで話があると嘘をついてエルを自分の部屋に連れ込み、力ずくで交際を迫る。エルは何とか逃げ出すものの、鹿毛城の噂を聞いて駆けつけた春助は、ベッドの上にあったエルの生徒手帳を見つけて激しく動揺する。鹿毛城はそんな春助を挑発。春助はとうとうエルに絶交を言い渡す!
「実にいい顔だ、どうだ、君、私の絵のモデルになってくれないか?」(安田) ある日、おしゃれをしたエルはニタを連れてどこかへ出かけた。行く先が気になって後をつける春助。エルは安田という人物の家に入ったきり、いつまで経っても出てこない。どうもこの安田という人物、若い女性の裸を専門に描く有名な画家らしい。エルを問いただしたところ、モデルになっているのはニタの方とのこと。ホッと一安心の春助だが、今度は彼がモデルにスカウトされてしまう!
「どうして中高校生じゃないといけないのかしら、それに10名以上だなんて…」(神崎) エルたち女子寮の面々は、「男女10人以上のグループに別荘を無料で貸し出します」という雑誌の記事を見つけて、春助たち男子寮の面々を誘って出かける。豪華な建物に大喜びの一同。季節はずれのキャンプファイヤーをすることになり、一人で薪を集めに行った春助は森の奥に迷い込んでしまうが、そこで出会ったユカリという少女に救われる。春助の態度にただならぬものを感じたエルは、再びユカリに会いに行く春助の後をそっとつけるが…。
「あたった、あたった、やったー!ハワイ旅行だ!!」(小太郎) ペアのハワイ旅行を当てた小太郎は、同行して欲しいと春助を誘う。テッキンの許しも降り、初めての海外旅行に大はしゃぎの春助だが、小太郎が急な家庭の用事で行けなくなってしまった。代わりに行って欲しいと頼まれたエルは新婚旅行のようだと大喜び、さっそく新しい水着を買いに出かける。ところが、テッキンから旅行はどうしたと聞かれた小太郎が、ごまかしきれずにエルに譲ったことを白状してしまう。男女ペアの旅行をテッキンが許すはずもなく、ハワイ旅行は風前の灯に!
「そもそもチカンってのは、やりそうもねえやつがやるって話だぜ」(冬五郎) エルが千野貫太郎という男から手紙を受け取った。その内容は何と、真夜中に部屋を訪れるという予告状だった!:不安になったエルは春助に相談し、それぞれの部屋を交換することを決める。男子寮での生活を楽しむエル。マコたちは女だらけの女子寮にうんざりの春助を捕まえ、痴漢を誘き寄せるためのオトリになれと無理やり女装させる。深夜、怪しい人物が春助の部屋に忍び込んでくる。エルの悲鳴でかけつけた男子たちが取り押さえてみると、驚いたことに冬五郎ではないか!
「戌年生まれで額に傷を持つ男…」(エル) 当たると評判の占い師に見てもらったエルは、額に傷がある戌年の男が原因で春助と別れることになると言われ、すっかり落ち込んでしまう。寮の塗装工事に来ている男の額には傷があり、しかも戌年生まれらしい。エルはもとより、占いを信じないはずの春助まで不安になってしまう。春助は監視のつもりで男の仕事を手伝うが、うっかりペンキをこぼしてしまったついでに、ニタの犬小屋を塗り替えてやることに。ところがどうしたわけか、それを見たニタが牙をむいて襲いかかってくる!
「あたしには命がけで助けてくれる人がいるってわかったから」(エル) エルから初恋の相手を紹介したいと言われて面白くない春助は、幼馴染のアッキーからの誘いを受け、エルだけを誘わずに寮のみんなと民宿へ遊びに行く。口では強がりを言ったものの、物足りなさを感じる春助。迎えのバスにエルの姿を見つけて驚くが、初恋の人が民宿の運転手さんだとわかって一安心。エルを気に入ったアッキーは、春助との思い出の場所にエルを誘う。ところが、その後をこっそり不良の先輩たちがつけていた。エルとアッキーが危ない!
「早まるな、金以外のことなら何でも相談に乗ってやるからよ!」(春助) 離れていても春助と話がしたいと考えたエルは、トランシーバーを春助の部屋に設置する。呆れながらも会話に付き合う春助。その時、電波が混線し、男女二人の深刻なやり取りが飛び込んできた。どうやら二人は心中しようとしているらしい。春助は説得して思いとどまらせようと試みるが、電波が復旧して連絡は途絶えてしまった。手がかりは男女の名前と錦ヶ浦という地名のみ。春助とエルは男女の命を救うことが出来るのか?
「あんなこっぱずかしいものを建てられたら、俺はもうこの町に住めねえ!」(春助) ある日、春助は池でおぼれていた妙なアヒルを助けた。そのアヒルの名は玉三郎。飼い主の玉井氏は大感激し、春助の功績を称えて銅像を建てると言い出した!:仰天して申し出を断る春助だが、その謙虚さや良しと、かえって玉井氏に気に入られてしまう。玉井氏はテッキンまで説き伏せ、計画は着々と進行する。何とか銅像を建てることを止めさせたい春助は、玉三郎を連れ出して人(アヒル)質に取り、玉井氏に工事の中止を迫る!
「一日でいいわ、こんな生活から離れてみたい」(洋子) 春助はエルと間違えて、洋子という女性に声をかける。彼女は顔に傷があることを除けば、驚くほどエルに似ていた。母親の過干渉にうんざりしている洋子は、一日だけでもいいから自由な生活をしたいと春助にこぼす。そこで春助は、エルと洋子を入れ替わらせてあげることに。洋子が束の間の自由を満喫する一方、洋子になりすましたエルは過干渉の原因を知る。洋子の母親は、例の顔の傷に対して罪の意識を感じているらしいのだ…。
「ニタ…あんた、みんなの笑いものにまでなって映画に出たい?」(まどか) 春助に映画に出てほしいとの依頼がくる。乗り気になった春助は事務所を訪ねるが、どうもスカウトの女性と話がかみ合わない。実はニタの名前を聞かれた鶴井と亀山が、冗談のつもりで春助の名前を教えていたのだ。がっかりする春助とは正反対に、まどかは自分の犬が主役だと聞いて大喜び。ところが、届いたシナリオには主役どころか間抜けな犬の役だと書いてあり、まどかはニタがみんなの笑いものにされてしまうと心を痛める…。
「やったやった、テッキン先生が辞めるぞ!!」(小太郎) テッキンがサンシャイン学園を辞める?:小太郎が辞表を目撃したというのだが、春助には到底信じられない。だが、神崎もテッキンと校長のやりとりを聞いたと知り、噂の真偽を確かめにいく。どうやらテッキンは本当に辞めるらしい。春助は、ようやく自由な学園生活を送れると大喜び。せめて最後は華々しく送り出してやろうと、女子寮と合同で送別会を計画する。当日、上機嫌で寮に招待されたテッキンだったが、生徒たちの別れの挨拶を聞くうちに、なぜか突然怒り始める!
「お前がしゃべってたこと、学校中に聞こえてたんだぞ!」(春助) 放送部が実施した人気投票で選ばれ、エルが一日DJを勤めることになった。ところが、うっかり機材の操作を誤り、オフレコの会話を学校中に流してしまう。熱愛中の恋人だという宣言に、子供の頃のおねしょのことまでをばらされ、さんざんな目にあった春助はすっかりヘソを曲げてしまう。再度DJを務めることになったエルは、春助にもう一度聞いてほしいと頼むのだが、春助は意地を張って放送なんか聞かないと言ってしまう…。
「テッキンの奴、いつの間にこんなもん付けやがったんだい!」(モン太) 男子寮での生活が、なぜかテッキンに筒抜けになっていた。どうやら隠しカメラが仕掛けられているらしい。人権無視のやり方に腹を立てた春助たちは、男子寮の全員で寮を出ることを決議する。春助とモン太は不動産屋を回るが、予算が折り合わずに物件探しは難航。ようやく見つかった安アパートは、心中の名所と呼ばれるいわくつきの物件だった。怖気づいたみんなは寮を出るのを渋るが、春助は男の面子をかけて引越しを敢行する!
「本当に三日たったら、母親がその子を引き取りに来ると信じとるのか?」(テッキン) プールに遊びに来た春助たちは、エルの水着が流されたことをきっかけに、のぶかという幼女と仲良くなる。のぶかの母親から女子寮に連絡があり、エルは三日間だけのぶかを預かって欲しいと頼まれる。エルは春助と二人でのぶかの面倒を見るが、ひょんなことからテッキンに嗅ぎつけられてしまう。捨て子として警察に届けようとするテッキンに、エルは必死で抵抗。母親が必ず迎えに来ると信じて、約束の日まで面倒をみさせてほしいと懇願する!
「差出人が俺だとバレたらもの笑いの種だ、早いとこ取り戻さないと」(春助) 宝石店の抽選で一等の紫水晶を当てた春助は、エルにプレゼントしてやろうと、小遣いをはたいてペンダントに加工してもらった。直接手渡すのが恥ずかしいので郵送した直後、紫水晶は偽物だと判明する。春助は騙されたことがバレると男の沽券に関わると案じ、女子寮に先回りして郵便物を手に入れようとする。だが、品物が届く気配は一向にない。春助の苛立ちが限界に達した時、例のペンダントを着けたニタが目の前に現れた!
「オレ達がバイトしてるってことがわかったら退学もんだぜ」(春助) モン太が応援団の部費を10万円も使い込んでしまった。春助は母の店でバイトできるように紹介して欲しいと泣きつかれるが、あいにく手は足りているとのこと。見かねた零子が、あるバイトを引き受けてくれるならお金を立て替えてもいいと二人に持ちかる。仕事内容は、独身者専用マンションの清掃。春助はエルと共に意気込んで現場に向かうが、そこは何とテッキンの部屋だった!:しかも仕事を済ませたエルが、うっかり腕時計を忘れてきてしまう!
「春助君、同じ名前のよしみで力になってもらえないだろうか」(俊介) ホテルでコーヒーを飲んでいたエルに、年配の女性が声をかけてきた。息子の花嫁に逃げられたのだが、何とか披露宴を無事に済ませたいので、エルに花嫁の代理になって欲しいというのだ。花婿の名前がシュンスケだと知ったエルは、不思議な縁を感じて花嫁役を引き受けることに。春助や女子寮のみんなも、新婦の友人として協力する。式の途中、退屈して会場から抜け出した春助は、式場を窺う不審な女を見かけて後をつける…。
「千穂は青葉さんの日陰の花として強く生きていく覚悟です」(千穂) 配管工事のために寮の風呂場が使用不能になり、寮生たちはしばらく銭湯通いをすることになった。春助は女子と同じ日に銭湯に通う羽目になり、少々うんざりしている様子。しかも一年生の女子に呼び出され、いきなり結婚してほしいと告白されてしまう。彼女の名前は千穂。銭湯の娘で、番台から春助のすべてを見てしまったらしい。春助はエルにそのことを知られてはまずいと考え、千穂に会わずに済むよう自分でドラム缶風呂を作るのだが…。
「いままで本気を出していなかっただけだ、見てろ」(春助) 春助の母を学園に呼び出したテッキンは、今の成績で春助が進学することは不可能だと断言する。春助はショックを受けた母から、進学出来なければ実家の商売を手伝うよう言われ、テッキンを見返すためにも猛勉強を決意する。最初はバカにしていたみんなも、応援団を休部して机に向かう春助の頑張りに驚かされる。そんな春助をそっと見守り、影ながら応援するエル。ところが春助は、勉強のし過ぎで知恵熱を出した挙げ句、ふとした拍子にしゃっくりが止まらなくなってしまった!
「もし、あの日記帳が他人に読まれると青葉さんにご迷惑が掛かるんです!」(千穂) 春助のところへ深刻な表情の千穂が訪ねてくる。図書室で日記帳をなくしたというのだ。その日記には千穂が空想した春助との愛の日々がつづられており、他人の手に渡ればあらぬ噂が広まることは間違いない。しかも千穂の祖父は厳格なうえに空手の達人。万が一噂が耳に入れば大変なことになってしまう。その日記が、よりにもよってテッキンの手に渡ってしまう。日記を読んで風紀を正す必要があると考えたテッキンは、春助とエルのどちらかに寮を出ろと迫る!
「誰があんなやつ親父だなんて認めるもんか」(春助) 春助の母が見合いを勧められているらしい。最初は笑い話にしていた春助も、母とその相手がデートするとなっては気になって仕方がない。変装して様子を見にいくと、待ち合わせ場所に現れた相手はまさかのテッキン。それからというもののテッキンは妙に優しくなり、春助が授業中に居眠りをしていても、怒るどころかヨダレを拭けとハンカチまで貸してくれる。本当に母とテッキンは付き合っているのだろうか…。
「青葉さん、ほんのちょっとだけ僕たちを二人だけにしてくれませんか」(夢二) 春助は千穂の祖父に、ぜひとも千穂にふさわしいボーイフレンドを紹介して欲しいと頼み込まれる。連日の催促にさすがの春助も音をあげるが、エルが神崎のいとこの夢二がいいとアドバイスしてくれる。かつてはナヨナヨとしていた夢二も、春助とマラソンで勝負をして以来、見違えるような快男児になったというのだ。春助はさっそく夢二を呼び出すが、再会した夢二のあまりに極端な変貌ぶりに不安を抱く…。
「私を本気で怒らせるとどういうことになるのか、よくわかっておるだろうな」(テッキン) 春助は数学のテストの点が悪かったため、追試を受けることになってしまった。もし30点以下ならば、夏休み返上でテッキンの地獄の特訓を受けなくてはならない。成績のいいエルはわざと悪い点を取り、追試組に入って春助を助けようとする。しかし、カンニングに協力するのを見抜かれてしまい、テストは急遽取りやめに。怒ったテッキンはエルと春助を引き離し、余計なものを持ち込めないよう、寮の風呂場で再テストを受けるよう言い渡した!
「春助君、あたしの空気わけてあげる…」(エル) テッキンの愛車から突如タイヤが盗まれてしまった。成績をおまけしてもらう条件で犯人探しに乗り出した春助とエルは、手がかりをもとめて現場に向かう。車を調べていた二人は、怪しい人影が近づいてくるのに気付いて、とっさに車内に身を隠す。人影はテッキンで、車がいたずらされることを心配したのか、ドアに鍵を掛けて車体をカバーで覆ってしまった。思わぬ形で閉じ込められてしまった春助とエルは、暑さと酸欠のために絶体絶命の窮地に陥る!
「どうしよう、ウエストがきつくてはいらない…」(エル) 花江からエルと二人でパーティーに出席するよう言われた春助は、エルにプレゼントしろとペンダントの箱を押しつけられる。こっそり中身を見た春助は、甘い愛のメッセージが刻まれていることに驚き、おもちゃのペンダントとすり替えてしまう。ところが、安心したのも束の間、本物のペンダントをどこかに紛失してしまう。一方、花江がエルのために注文したドレスが女子寮に届く。エルはパーティーまでにドレスを着られるように、無理なダイエットを始めるが…。
「あたしのかわりに舞台に立ってくれませんか」(みどり) 修学旅行で出雲に向かう春助たち。寝台列車で快適な旅をするはずが、テッキンのひどいイビキのせいで寝つかれず、春助は別の車両に避難する。後を追ってきたエルも、空いていた寝台にもぐりこむ。翌朝目を覚ますと、乗っていた車両が本線から切り離されていた!:途方にくれる二人は、ひょんなことから大衆演劇の一座と行動を共にすることになる。急な怪我で出演できない座長のかわりに、エルが代役として舞台に立ち、幕が開いた観客席には…。
「あんたが貰ったって言い張るんなら、くれた相手に会わしてほしいね」(アケミ) コインランドリーで洗濯をしていた春助は、間違えて女性の下着を持ち帰ってしまった。それを見つけたエルは、春助の母親からのプレゼントだと思い込み、大喜びで身に着ける。ところが、遊びに行ったプールで下着の本当の持ち主であるアケミと遭遇し、因縁をつけられてしまう。事の次第を知ったエルは、春助をかばうために一人でアケミたちのたまり場へ向かう。そのアケミは、下着を盗んだ弁償金として10万円を払えと求めてきた!
「いろんなことがあったね、この部屋で…」(エル) 思い出の男子寮が、老朽化のために取り壊されることになった。夏休みを利用してほとんどの寮生が部屋を出ており、知らなかったのはモン太と春助の二人だけらしい。納得できず抗議に行った春助は、テッキンから意外な事実を知らされる。留年を続けていたモン太は晴れて卒業を認められ、春助とエルはハワイにある姉妹校との交換留学生に選ばれたというのだ。喜ぶモン太やエルに構わず、春助は留学生の話を断り、たった一人でも寮を守ってみせると居残りを宣言する!
(C)三浦みつる・東映アニメーション