キャラクター原案が春場ねぎと聞いて観るしかなしこちゃんだったけど、麻雀ものとしては観る価値なしこちゃんだった。
個性豊かな美少女たちがわちゃわちゃ屯してる日常ものにしたいのは良いとして、麻雀初心者と経験者どっちつかずで、両者とも置いてけぼりにするのは良くない。
最初から、経験者にしか分からないようなネタや、『アカギ』『哲也』など麻雀漫画を知っている人にしか分からないパロディの多用で滑っている。
そんな"分かる人には分かる"が続いて、初心者は置いてけぼりにする一方、経験者には、"なかなか麻雀をしない"というストレスを与えていく。
麻雀の精霊というマスコットキャラは、降臨する必要性が皆無だった。初心者のための解説役や指導役に使えただろうに、ほぼ空気。
麻雀のシーンの見せ方にも工夫が足りず、見応えがない。だから結局、麻雀をやっているシーンよりも、雀卓の上でごはんを食べてる画や尾道の風景の方が、よほど観ていて楽しかった。
繰り返す麻雀用語で韻を踏むOPと、日常らしさを感じるEDは、耳に残って良い。