沙那王

ゆびさきと恋々の沙那王のレビュー・感想・評価

ゆびさきと恋々(2024年製作のアニメ)
2.5
私には合わなかったタイプの恋愛ものでした。

障がい者を狙った性犯罪が露見してきてる。
手放しで『恋の始まり?!きゃー😆』
なんて、まるで思えない。
健常者でも、思わせ振りな男子に弄ばれて捨てられた女子を見てきてるから、うかれてる主人公が心配で仕方ない。(私も母親世代だなぁ。)

下品なとらえ方すればエロい話として聞こえてしまう単語を、わざと選んで組み立ててるように感じる会話。言葉選びが卑猥な気がする。他に言い方があるのに、なんでわざわざ誤解を招く言い回しを するかなあ。
(バーンブレイバーンくらいギャグに振り切れば割りきれるかもしれない。)

雪ちゃんがアパートの玄関を開けた後ろから逸臣が扉を閉めて、バックハグ。
犯罪者じゃなくて良かったー😭
一人暮らし女子は、本当に気を付けて!

障がい者は純粋ではない。
雪ちゃんが特別なんじゃないか?とも思う。

手話は言語である。と、ようやく日本で認識されはじめたよね。
オシャレなポーズ、ダンスじゃない。

この作品で使われてる手話は、途中で聴覚を失くした人の手話なんだろうな。
そういえば先天的な聾の人たちのために、それ専用の手話通訳者がNHKで活躍するようになってきたらしい。音声→健常者も使える手話→先天的な聾者の手話という2段階通訳で。

私は聾者のこと、何も知らないんだろうな。
何も知らないけど、このアニメは、なんか違う。

好みじゃなかっただけかなー。
人物の唇や髪の配色気持ち悪かった。
ライトノベルの表紙画だったら、ありかな。
画面の余白が多い演出だったなー。

私も10代前半なら、恋に憧れる女子として脳みそ空にして、雰囲気だけでキャッキャウフフする漫画に感化されて『バックハグされたーい💕』て、思ったかもしれない。
いや、でも、10代で見なくて良かった。
この作品を、若い時に知らなくて良かった。
本気でホッとしてる。

さんざんな言い様で、ごめんなさい。
沙那王

沙那王