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BEYBLADE Xのドラマ情報・感想・評価・動画配信
BEYBLADE X エピソード 90
BEYBLADE X
(
2023年
製作のアニメ)
公開日:
2023年10月06日
製作国:
日本
制作会社:
OLM
再生時間:
24分
3.7
エピソード90
#090 九尾のキツネ
拍手:0回
あらすじ
ぱっくんがお披露目配信でカスタムラインの新コピーベイを公開!その配信を見たチーム「ミスリーダーズ」のリーダー、九尾ヨウコがぱっくんの部屋を訪ねてくる。自らを大ファンと語るヨウコにおだてられ、ぱっくんはヨウコの頼みならなんでも聞くと口走る。すると、待っていたかのようにヨウコが切り出したあるお願いとは…!?白星決闘では、白星100個目前の上位チームがひしめく中、話題性抜群のチーム同士の対戦が決まる!
コメント1件
ニトー
2025/08/02 11:41
前回と今回の九尾ヨウコ回におけるジェンダーの描き方についての巧みさについて。 ベイブレードは初回放送から見ているのだが、なんだかんだで面白いので見続けている。 すでに二年目ということでかなりの話数になっているのだが、そんな中で前回初登場した九尾ヨウコというキャラクターのジェンダー表象について、実は巧みな描き方をしているのではないかと気づき、せっかくなので書こうと思った次第である。 で、この九尾ヨウコというキャラクターはその名前の通り九尾の狐をモチーフにしたキャラデザかつベイを使うキャラであり、新ベイを作ってもらうためにパックンのところにくるわけです。 九尾の狐は傾国の美女としても形容され、その美貌を使って権力者をたぶらかして破滅させる、いわばファムファタールな存在としても描かれることが多いモチーフだ。実際、九尾ヨウコはベイクラフターのパックンをおだてて(たぶらかして)新しいベイを作らせ、さらに彼を煽って試合をセッティングする。 つまり、この九尾ヨウコというキャラクターはそういう「悪女」的な、女性キャラクターの表象として立ち現れてくるわけです。実際にキャラデザも金髪のロン毛で実に女性的に造形されている(とはいえ、パンツにタイツ…ブーツ?というややメトロセクシャルではある)。 だがしかし、そのCVは豊永利行なのである。彼はどちらかと言えば中性的で高い声というよりはいわゆるイケボよりな声質であり、私自身もそう認識していたし寡聞にして彼が「こういったキャラ」の声を当てているというのは覚えがない。 かといって、露骨に違和感のある甲高い声…要するにオカマを即座に連想させるような発声ではない。現に、私は本編視聴中は「男性声優ではあるだろうけど…」といった具合で7:3くらいの割合で女性声優の可能性も考慮していた。 つまり、女性的なビジュアル・モチーフを採用しながら、CVは男性というジェンダー攪乱が起こっているわけだが、しかし「一見すると女(男)だが、実は男(女)だった」というキャラクターはアニメにおいてはありふれているし、それだけをもってジェンダー攪乱などとのたまうつもりはない。 なぜなら、その手のキャラクターは往々にして「実は男(女)でした~」という「オチ」に回収されることがほとんどであり、結局のところはクリシェと化した定型にすぎないからだ。 九尾ヨウコが画期的だったのは、そのジェンダー/セックスを最後まで明示しないところにこそある。むしろ、劇中においてすら九尾ヨウコのジェンダーについてはそもそも俎上に載せられることがない。それを殊更に問題化することをしないのだ。 万獣クインも「狐に化かされたか」とはモノローグで言うものの、「女狐」という形容はしておらずそこを明確にジェンダーの切り分けを行っていない。だからこそ九尾ヨウコが男性であるという逆説も可能ではあるし、実際に九尾ヨウコのセックス(身体的性)が男性であったとしても、繰り返しになるがそれをくだらない「オチ」に回収することもなければそもそも言及されすらしない。 これこそが、九尾ヨウコを巡る表象の画期性だと言える。 さらに、そのような人をたぶらかすような行動を取りながらもその実力は折り紙付きであり、強キャラである万獣クインを真正面から打ち破る快挙まで成し遂げる。 そもそもカリスマ的な強さを持つクインという女性に憧れプロブレーダーになった過去が回想されもする。 これも一つのジェンダー攪乱要素であり、さらに言えばクインという旧世代のコンサバな(っていうほど保守性はないんだけど)女性ブレーダーが九尾ヨウコのようなキャラに打倒されるというのも中々にアツい。 ファムファタール的な表象をされながらも決して性根の悪いキャラというわけでもないというあたりもさすがである。ベイブレードXのキャラクター造形の素晴らしさは九尾ヨウコだけでなく、このアニメのキャラのほとんどがそういう要素を持っているのがこのアニメを視聴している理由でもある。 同じクールに放送してるから比較にだすけど、ぶっちゃけ着せ恋のCV村瀬歩(その配役のコンテクストも含め)のキャラよりもこっちの方が遥かに進んでいるではありませぬか。あと同じタカトミ系ホビーアニメだから引っ張り出すけど、シンカリオンCWのあの問題提起するだけしてなあなあにしたジェンダー要素とかほんとどうかと思っていたので、そういう意味でもベイブレードXは頭一つ抜けているといえる。 実のところ女児向けホビーアニメや女性アイドルアニメよりも、私はこっちの方にこそ可能性を見出していたりするのだ。もちろん、その手のアニメにも野心的なものがあることは認めつつ、しかし女児向けは「カワイイ」を超克できないというのが私の見立てであり、その点で男児向けホビーアニメはそもそも「可愛くなくていい」という点にある意味でポテンシャルがあると思うのだ。まあ、その弊害もあるだろうが。 とまあ長々書いたが、そういうの抜きにしてもベイブレードXは普通に皆キャラが立っていて面白いんで。あとスコア出してくれ。
©Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO
ニトー
©Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO