60年前、かつてないほどの「不眠症」が世界を襲う。眠ることのできない人々の精神は次第に病んでいき、 自殺、重大な暴力事件などが頻発し、大きな社会問題となった。新薬が開発され、その「不眠症」は一旦は収束したかに見えたが、この薬には副作用があり、20億人が発病。 「嗜血種」という新たな生命体を生み出すことになる。そして、「嗜血種」と人類の間に戦争が勃発。人類は勝利をおさめるが、 嗜血種の生き残りはまだこの世に存在していた...。人類は、人造血液と「D-GPS」と呼ばれる嗜血種管理ステムを完備し、嗜血種の生存を保障。この物語は、人類と嗜血種が、共存する日常が舞台となる。
世界規模で蔓延した「不眠症」。その原因不明の病気を抑制するために開発された新薬の副作用により誕生した「嗜血種(しけつしゅ)」。嗜血種と人類の合いの子として生まれた主人公ミ・リュウは、嗜血種と人類をつなぐ「希望の子」とされていた。しかし、銀行襲撃事件の主犯格として逮捕されてしまったミ・リュウは、嗜血種を監視する人類機関「国安部特管局(こくあんぶとっかんきょく)」の特別な刑務所に移送されてしまう。
身に覚えのない罪で裁かれミリュウは気が付くと謎の施設に収容されていた。そこに待ち受けていたのは、生と死のサバイバルだった。
集められた嗜血者と血能の力。そして現れた怪物達。疑問と疑念ばかりがつのる中、ミリュウは子供の頃の忌まわしい記憶を蘇らせる。
ただ生き延びるため--共に戦う嗜血者と血能者達。だがそれは仮初めの同盟、偽りの友情にすぎないのだった。
アンジの受けた傷は深かった。ミリュウは彼女を救うため、父親から無理矢理渡された情報端末を使う。だが彼は、そこで思わぬ真実を知ることになる。
弱者は死に、強者は生き残る。嗜血者達が過酷な運命に翻弄される中リー・シンは最強の失格者ルー・ヤオに立ち向かう。
現実を信じ切れないまま行き着く先もわからずにただひたすらアンジを背負いミ・リュウは歩くそれが己に科せられた罰だとでもいうように。
アンジはどうして蘇生したのか?喜びつつもその謎に戸惑う一同の元にその謎に関係する小さい同行者が。しかしそれは新たな問題の始まりでもあった。
新たな同行者ヤヤを助けるためミ・リュウ達は危険を承知でルー・ヤオの力を借りようとする。あの悪魔との取引は、はたして吉と出るか凶と出るか。
覚醒したリー・シンは血能より支配された、アンジたちは仲間のことすらわからないリー・シンの目から逃げられるのか?ミリュウの救援は間に合うのか?あんまりにも強い血能者に向かって、ミリュウは一つの計画を立った…
必死の覚悟で戦っていたミリュウ、そんな彼の前に立つのは逃げたはずのアンジだった。完全に化け物になっていたリー・シンを彼らは倒せるのか?危機一髪の瞬間、アンジの目に映る怪しい赤色の光は一体...?
謎に続く謎、ミ・リュウが発見したものは一体…?そして急に現れた大量の怪物、気絶したミ・リュウ、必死で戦うアンジ達…こんな絶対絶命の時にやってくるのは…!?
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