ポケットモンスター サン＆ムーンの21の情報・感想・評価

遂に来てしまったムーランドとのお別れの話。 勿論感動したし、ニャビーがムーランドに歩み寄って添い寝する所とか｢はわわわ｣ってなったけど、ムーランドが消失するのには流石に驚いた。 死を直接描くことは避けたいんだろうけど、まるでカウントダウンかのように葉っぱが1枚1枚宙を舞っていったのに、命尽きる瞬間は描かないのはなんともむず痒い。 こんなこと考えちゃダメなんだろうけど、遺体の所在が気になってしゃあない。 どこかで力尽きてて、腐って骨になるんじゃないかとか考えて怖い。 こんな描き方よりも、ちゃんと目の前で息を引き取って、それをサトシ達人間が手伝って埋葬するとか、そういう描き方が良かった。 生の終わりである“死”を描かずサトシの手持ちに加わるのは、なんとも不完全燃焼というか、やりきれない。 最終回1話前で打ち切られて、突然2を始められてもなぁ。 遠くまで行けないだろうから、朦朧としながら目の前の川に落ちて流されて、苦しみながら溺死したとか、あらゆる可能性を想像しちゃう。 子供のための、｢いなくなった｣とか｢旅立った｣とか｢お空へ行った｣をそのままに描いた作品を、大人が見るとこういうズレが生まれるのかと学びにはなった。 エンディング後のイワンコとの添い寝は可愛いかった。