代筆屋。
タイプライターを持ち
どこへでも駆けつけて
依頼人の思いの丈をしたためる
ある少女のお話。
昔、心理学を教えてくれた先生がいて
不登校児に会うために
全国を飛び回っていらしたんですけど
「売れるアニメや漫画を知ることは
現代の子どもの心に近付くうえで
とても大切な心掛けなんです」
と話してくださって以来、
流行りのアニメは観なくとも
全体の雰囲気ぐらい掴んでおきたいな
と思っています。
でも、自発的に
最終話まで観たのは久しぶりでしたねえ。
全13話と短かったのもありますけど
作風、設定、
そしてなによりもテーマが良質。
感情を
まるで表には出さないヴァイオレットは
元軍人で
たくさんの命を奪ってきた少女で。
終戦後、
ある人の
ある言葉の意味を知るために
誰かの気持ちを
文字に置き換える仕事に就きます。
戦争で生き残った人。
これから家族を作る人。
近いうちに去らなければいけない人。
いろんな誰かの
残しておきたい、届けたい想いに触れて
ヴァイオレット自身に起きる変化に
あたしも、じんわりと心が…
大ヒットした今作、
涙なしには観られないアニメです。
これを
いいアニメだと言える子が多いのなら
日本の未来は安心な気がしますね（笑）
