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とらドラ!のSTonoのレビュー・感想・評価

とらドラ!(2008年製作のアニメ)
4.0
古臭いな〜、紋切り型の平成萌え系ラブコメやな〜、と思いながら中盤まで視聴。
正直期待外れやと思ってたけど、、

16話の決闘シーン前後から評価が一変。

「ほんとにこれまでと同じ作品か?」と疑いたくなるほど、作画と脚本のリミッターが爆裂解放で面白くなった。
全キャラ可愛いしかっこいいし、内面描写もとてつもなく重厚になり「子供から大人になる狭間」の難しい時期の学園生活、恋愛描写が生唾飲んでしまうくらい練られている。(美少女ラブコメの域をでない、ドロドロし過ぎない範囲で上手くギリギリを攻めてる感じ)
そこから最終話までは目が離せず一気に観てしまった。

なんか、感覚としては序盤のライトなドタバタコメディのネタばらしを終盤で徐々にされる感じ。この作品を通して、世の中の量産型アニメでありがちな、脚本のためにおバカにさせられてる登場人物たちが、カメラの回ってない裏側では何を考え、葛藤していたのかに思いを馳せずにはいられない。
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