攻殻機動隊S.A.Cを思わせる構成、脚本だが攻殻の足元にも及ばない。
シビュラ・システムにより幼年期からレールをしかれ人生を全て決められる社会という設定だが、倫理的・人道的に明らかにアウト。シビュラ・システムが導入されるまでの過程は描かれないので謎だがそんなシステムが容認され施行されるわけがない。
SFはハッタリばかりでも全然構わないが、精神性の全く伴わない出オチのような設定で残念極まりない。主人公はエリート中のエリートで全く共感できない。主人公サイドに正義は無く、むしろ悪役の思想の方が理解できる。
シリーズはまだまだ続くのでここからどうなるのか分からないが、シーズン1だけ観れば傑作には程遠い。