涼宮ハルヒの憂鬱のmistyのレビュー・感想・評価

本作は様々なジャンル（SF、ミステリ、暴力描写、ループもの）をある意味諧謔的に、言い方微妙だけどメタ的に扱った、いわば「なんでもやった」ような実に前衛的な作品でもあり、しかしその中心にあるのは紛れもないキョンとハルヒの青春ラブメロディーだと思う。爽やかなのだ。それが最高にいい。実験的な側面と、王道の魅力が完璧に融合した類まれなる傑作だと思います。原作ファンもますますハルヒシリーズを愛してしまうのではないでしょうか。