エヴァの影響をかなり受けているなと感じつつも、それなりにオリジナリティがあって面白かった無印。そして、その後を描くこのエグゾダスは間違いなくロボットアニメの名作だと断言できるほどに突き抜けた熱い作品だあ。
良かった点を簡単にまとめると、兵器に乗り戦うことで変化する少年少女達の心を丁寧に描き、それらがロボットアニメならではの熱い演出にちゃんと繋がり活きている。悲しさの先にある希望をちゃんと描いている点で好印象。あとはもう…ちょっと…こんな素晴らしい作品に出会えてとにかく嬉しいという気持ちでいっぱいで言葉にできぬぬぬぬ。
個人的にこのシリーズの主人公2人とヒロインは今まで見てきたロボットアニメの中で1番魅力的だったな。主人公に関しては、男2人のW主人公で2人の関係性というかやりとりがもう最高にカッコいい。以下は9話「英雄2人」で味方のピンチに2人が参上したときのやりとり→主人公B「平和な夢は見られたか？A」主人公A「よく寝た。いい夢だった。たぶん」だぜ？なにこの台詞？ウン千km離れたところからロケットで飛んできて開口1番がこれってなんね。そして登場の演出がもうかっこよすぎて涙出た。
ヒロインに関しては、主人公とくっつくとかなくて、長い戦いを生き延びた同志って感じ。誰よりも主人公Aのことを大事に想いつつも一回も「好き」って言ってないんだよね(言えないんだよ)。でも彼女の言葉がどれも聖母みたいな言葉で脚本ありがとう。
絵は、毎話戦闘シーンがあって常にハイクオリティで崩壊とかも全く無い。よく2クールもできたよ…やばいよ…。
エヴァやSEEDみたいって言われてるけど、このエグゾダスは本当に「少年少女のロボットアニメもの」の傑作。エヴァみたいに陰鬱さはあるけど、それだけじゃなくてちゃんと熱さと感動が用意されてる。そういう点では『僕らの』が好きな人は好きかもしれないぞ。
