ニワカ

うたわれるもの 偽りの仮面のニワカのレビュー・感想・評価

うたわれるもの 偽りの仮面(2015年製作のアニメ)
5.0
アニメ視聴で原作を買い、前作プレイした後に改めて視聴。

まずそれができるぐらいに出来が良く、ストーリーの質も高い。
原作のサイドストーリーも程よく挟んでおり、日常パートと戦闘パートのメリハリがすごく、キャラに感情移入できるため、先の展開が気になるのと同時に視聴を続けるのが大変つらい。

ストーリーは気が付くと雪山に立っており、化け物に襲われたところを女性に助けられる。
女性は名前をクオンと言い、主人公は記憶喪失で服の着方も怪しい。
クオンの口から不穏な世界観が語られつつ、近くの村に向かう二人。
しっぽ、謎のケモ耳。果たして人間の耳の形はこのような形だったかやしっぽなんて生えていたのかなどを気にするが着いた村にも同じような見た目のヒト?が。
つまり、登場人物ほぼ全員にケモミミ、ケモしっぽが着いており、刺さる人には大変よく刺さる。

主人公である「ハク」は、面倒くさがりで体力なんかもなく世間知らず(記憶がないため)でどこかしらなろう系主人公感があるが、いざという時には頼りになる部分があり、鼻に着く部分は無く何となく和むキャラである。

そんなハクの周りには大勢の女性陣が集い、前半部分はハーレムラノベみたいな展開になるが、中盤以降は戦の恐怖に怯え自分の無力に嘆く描写が続き、日常パートとシリアスパートとの差が辛い。

戦いはどんどん過熱していき、最後は綺麗なタイトル回収をしてこのアニメは終わる。

このアニメ単体では完結しないため、続編にあたる「二人の白皇」も込みで評価したいところであるが、あまりにも纏う空気が違う為、別作品としてレビューを書かせてもらったが、よっぽど男女比を気にするでない限り王道な楽しみ方ができると思う。
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