ナイトアウェイク

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第2期のナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

4.5
すごく良かった。

ギャラルホルンのゴタゴタと鉄華団のストーリーは当然見応えはあったけど、シリーズ中で最高だったのは、モビルアーマーとの対決。ビームの凄まじさを、しっかり描いてたし、発射する時の不協和音の轟音は本当に怖かった。
ガンダムの過去の全作品の中でも、ハシュマルのビーム音は気ぃ狂うくらい怖い。


最後まで、仲間が逃げる為に戦った三日月と明弘には、泣いてしまった。団長やラフタも、あんな命運だったのかと思うとすごく悔しい気持ちになった。

けど、やっぱりシーズン1から嫌いなキャラクターは嫌い。アトラ、本当にムリ。双子姉妹が、肩身狭いから故に、セリフをあまり喋らなくて本当に良かった。ガエリオの妹、マッキーに利用されて消されてしまえば良かったのに。残念。
どうしてマッキーは存命の内にそうしなかったのよ…。
まぁ、年齢的に利用価値があるから生かしてたに過ぎないけど。

クジャンって部下からの信頼は厚いとかって言ってたけど、話しにならない。明弘、ぶっ殺してくれて本当にありがとう。明弘がそれまでに無い程の怒号をブチまけて当然。
この瞬間は心底トリハダものだった。

ダインスレイヴ、使い過ぎじゃないの?所持、使用は条例で禁止ってセリフが聞こえたけど。通常弾頭でグレーゾーンというのを、利用したんだよね。決着が本当に胸クソ悪い。

ジュリエッタはそこまで嫌いじゃなかったけど、宇宙でバルバトスに敗れた時、コックピットも完全に潰されたら良かったのに。3秒もあればできたでしょう、三日月…。せめて鉄華団の事を、ジュリエッタが幾分かでも分かった感じで、自分の言葉で話してたのは救い。
秩序の中心的な組織なワケだから、最後のポーズが必要なのは分かる。仕方ない。
けど、終戦場面は本当に胸クソ悪い。

鉄華団が命を投げ出して、命を散らして、そして生き残ったメンバーが前進して行ったのは本当に良かった。