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電脳コイルのいのレビュー・感想・評価

電脳コイル(2007年製作のアニメ)
4.8
電脳空間をあの世とこの世という多重世界に読み替え、ある種の異界物語として構成されている。イマーゴという直感能力を持つ電脳第一世代の落とし子たちを中心に物語は展開し、空間に間隙を認めない国家権力を相手取ってハッキングしようとする。あの世とも言えるCドメインは第一世代とともに生まれ、ミチコさんやイリーガルは電脳空間の間隙に生息している。トトロやハウル、千と千尋などジブリ作品へのリスペクトが溢れており、とてもよかった。最終話あたりから普通にめちゃくちゃ懐かしい感じがする。
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