ソメイ

失われた未来を求めて À la recherche du futur perduのソメイのレビュー・感想・評価

4.2
まずは生き生きとした学園パートの鮮やかさ。
たった二週間の間に彼女⁠⁠/彼を好きになった恋心の行き着く先、行き着く未来が尊くも儚い。
時系列を扱ううえで疎かにできない因果関係の整合を、誰かを好きになる感情の不確定さが凌駕していくさまが本当にロマンチックだった。
とくに表面上は雑に扱われた星の数々が、実は現在と未来とで人知れず共有されている抒情的な描きにああ好きだなあと。
EDとサブタイと作中で幾度と繰り返される「明日また会えるよね」の一フレーズ、その一アクセントにこんなにも心揺さぶられようとは、堪らんね。
ソメイ

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