自己満足点 25点
最低。
オールタイムワーストにも近い駄作。
個人的に当たり作品が多いイメージのあるPA.Works作品でも珍しいくらいの大外れです。
一応書くと、映像自体は綺麗な方です。
特に光の表現が良かったのですが、同じPA.works作品の「凪のあすから」等と比べると演出や魅せ方がどうしても劣ってしまってます。
特に、一部の静止画カットが酷いです。
何故女性キャラのシャワーシーンから裸で部屋に戻る場面を何度も、しかも長めに静止画で見せる?
「こういうの見たいでしょ?」と言うような感じが出ていてダサいです。
キャスト陣は有名どころを多く起用しているので悪くはないけど、キャラに合ってるとはあまり思わないです。
キャラクター描写も酷い。
主人公である透子の空気読めない言動にも、ダビデの人の気持ちを考えない行動にも、ライバルキャラの雪哉とやなぎにもイライラしてしまいます。
とにかく、主要人物の大半が理解不能な行動をします。
何よりもストーリーが最悪。
ここまで展開が大きく進展しないストーリーも珍しい気がします。
ダビデの行動や秘密も謎。
彼の分身の正体も謎。
彼が何故か部屋じゃなくてテントで寝てる理由も謎。
透子が持つ「未来の欠片」とやらも謎。
ストーリーの結末も謎。
何もかもが謎だらけで終わります。
何かの比喩表現を描いてるつもりかもしれないけど、台詞が哲学的に発しているようで作者の自己満に描いてる感が感じて面白くないので、考察する意欲は全く起きません。
恋愛要素がありながらも、どのキャラのカップリングとも全然進展せずに終わるので味気無いです。
あと「五時半の君」って何なんだよ!?
ネーミングセンスが悪すぎる。
普通の女子中学生達がそんな言葉使ってたらドン引きものです。
もし自分が陸上部で女子にモテモテだったとしても、そんな風に呼ばれてたら恥ずかしすぎて死にたくなります(-_-;)
とにかく、何でこの脚本や方向性で作品作ろうと思ったんだ?と疑問を傾げたくなるくらい酷い作品でした。
唯一、OPとEDだけは文句なしに良かったです。