このレビューはネタバレを含みます
悲観して嘆いて立ち止まってそれでなんになる?
立ち止まることなら死人でもできる
だけど僕は生きていて僕の力で立っている
たとえ地獄のような場所で
絶望の淵に立たされたとしても
そこから這い上がれる蜘蛛の糸があるのなら
諦めずにそれを掴む
人間はその強さを持ってる
掴むか掴まないかは
本人次第だがな
まだ12歳のシエルの強烈な言葉
そこからみえる覚悟と気高さ
シエルの魂に惹かれるセバスチャンの気持ちが分かった気がする
その分、時折ただの少年の心の揺れ動きが垣間見えるのがたまらなく悲しく思える時があった
アバーラインが亡くなったことでシエルが望んでいなかったとしても確かにそこにあった光への道、希望、救いが全て消え失せた気がした
10年以上前の作品なのに絵が綺麗
op,edの白い薔薇、黒い薔薇の花言葉
小野D、真綾さんの声の良さ
仄暗い物語が好き