りふぃ

坂道のアポロンのりふぃのネタバレレビュー・内容・結末

坂道のアポロン(2012年製作のアニメ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

満点つけちゃう!
7話の文化祭シーンだけで、この作品は伝説。
ピアノとドラムのセッションがよすぎて、涙出てきたし、久々にアニメで感動した。

7話の演奏者を調べてみると、ピアノは松永貴志さんという方で、ドラムは若松駿さんという方でした。
恥ずかしながら全然存じ上げなかったのだが、松永さんは最年少でブルーノート・レコードにおいてリーダー録音を樹立されたピアニスト。
若松さんはking gnuの前身バンドのドラマーで東京藝大出身。
どおりで、と納得。

YouTubeで例のシーンだけ観たことはあり、素敵だな〜とは思っていたが、6話見た上で7話のセッションを聴くと全然思い入れが違う。
ので、ぜひ7話まで一気見してほしい。

レコードやら学生運動やら高校生の駆け落ちやら、昭和だな〜と思いつつ、ちゃんと昭和の舞台設定が守られていてよかった。

佐世保には行ったことはないが、長崎には旅行で行ったことがあり、現在の街の様子と違ったので、史実に基づいて丁寧に背景まで描かれていることが覗えた。

最後、8年時間が飛んだのは12話という制約上致し方がなかったように思う。

また、3人とも恋が実らなかったあたりがリアル。

薫は東京で医者をやっているようだったが、長崎に戻ってきて、再度りっちゃんにアプローチするのだろうか。
千は僧になったから色恋とは無縁(少なくとも形式上)なはずだかどうなんだろう。

この後の3人がどうなったのか気になるところだ。
恋路がどうであれ、薫と千にはジャズを続けていてほしいな。
りふぃ

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