なかずかい

ガリレイドンナのなかずかいのレビュー・感想・評価

ガリレイドンナ(2013年製作のアニメ)
2.6
放送時に確か途中まで見てたのだが、なぜか見なくなってしまったという心残りを消化しようと今視聴。何故途中までだったのかは覚えていない。つまらないアニメも途中で見るのやめない質なので、つまらないからとかよりは時間がなかったからとかだった可能性。でも実際見てみるとあまりにもつまらなくて、つまらなさが理由だった可能性を考えるくらいにはつまらないというか変なアニメ。
後の『リコリス・リコイル』なんかの足立慎吾キャラデザがいいのとOPはマジでかなり良いと思う。
お母さんの声帯が桑島法子だが序盤最終回除いてあんまり出てこない。
この頃のらしさを感じるCG感。魚が空を泳いでいるようなパタパタヒレを動かすような羽根が独特のメカデザインは一応魅力。

ガリレオの子孫の三姉妹が金魚型飛行メカに乗ってガリレオの遺産を集めながら闘うアニメ。
イタリア舞台でおそらくイタリア語で会話しているのだが、日本出身のお父さんが関西弁で喋るのがこのアニメのリアリティである。なんかリアリティレベルがことごとく酷いストーリー。
というかガリレオの子孫なんて探せばもっと沢山いるだろ。
変なストーリーの例をあげても、
第1話の、警官の「事件にあった3人の共通点はガリレオの子孫だ!」という台詞があまりにもアホで酷い。姉妹と分かっている3人の共通点が同じ血族ってそりゃそうだろ。
第4話、高所から落下して怪我したら何故か打撲骨折とかじゃなくて風邪の症状ぽいの出てるのもうダメだろ。発熱くらいはするだろうけど主症状がそうはならないだろ。普通に脊損とか骨盤骨折とかなるタイプの事故だと思う。
第6話、前に高所から落下したのに指名手配されてるから病院行けないという話やったのにタダの風邪には薬を求めて病院に潜入するのはどうなんだ。免疫不全とかじゃないなら寝て治せ。
第9.10話の過去編も長くてかったるい。
かったるい過去編を終えた最終回たる第11話、長女が法学部の学生であることを思い出すかのようにつまらない裁判が行われる。いやあ裁判つまらんかったな。

結局、三女星月のメカや機転で乗り切るばかりで長女次女の個性を活かしたシーンがあまりにもなかったのが非常に残念なアニメとなった。結局最終回の裁判も全部両親がひっくり返しているし、戦ってきた敵もなんか勝手に退場していくし。なんだったんだろうこのアニメ。
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