あの人は最期に
僕の心を鎖で縛っていった
指は鍵盤の感触を忘れ
耳は音を聴かせてはくれない
でも
彼女の音が
彼女の声が
彼女の手が
世界を色づかせていく
明るい場所へ連れていく
鎖は昔の温もりを取り戻す
もう僕は自由だ
だから
君のために弾く
届け
届け
届け
この思い
最初に実写版を見たばかりにダメな作品として無視してきたが
アニメーターの方に「あれは神作ですよ！」と激推しされて
チェックしてみればフォローしてる方も軒並み高得点
そして
それは間違ってはいなかった
音楽に恋に人生に悩み
互いに色づけ色づかせられていく
そんな眩しい瞬間が詰まっている
学生だけに限らず
周りの大人たちの思いもしっかりと描かれているのが素晴らしい
A-1の凄さがみなぎる作品
僕の中の花江夏樹の最高を更新し
改めて種田梨沙の確かな力量に震え
そして
初の健気な佐倉綾音に悶絶する
他も隙のない布陣が揃い
表現者として彼等が絞り出す力
それも
原作も含めた言葉の美しさ
映像で伝わる涙の美しさ
とのアンサンブルになっているからこそ
アニメだからこそ伝わるものがあるのです
いやはや
涙と共に心がデトックスされるあっという間の二日間でした
いつか原作も読んでみたいものです
