ミウム

バッカーノ!のミウムのレビュー・感想・評価

バッカーノ!(2007年製作のアニメ)
4.4
本作は1930年の不死の酒を巡る話、1931年の列車での事件、1932年の行方不明になったダラスを捜索する話の3つの視点で物語が展開されるので、キャラクターと今はどの年の話をやっているのかをしっかり把握しないと楽しめないのが難点ですが、見ていく内にキャラと場面の繋がりが次々と分かっていって伏線として回収されます。(どうしてもキャラが把握できないのであれば、公式サイトの相関図を見ながらの視聴を推奨します)

ここからは個人的な本作の見解です。
楽曲も非常にオシャレでアイザックとミリアを中心に馬鹿騒ぎする楽しさもありますが、普段は弱虫なジャグジーがいざという時に発揮する心の強さにグッときましたし、チェス君の悲しい境遇に感情移入してしまい彼の最終的な終着点に思わず感動してしまいました。
その他のキャラの視点で見ても私は面白かったですしこれぞ群像劇の醍醐味が詰まった傑作です。
ミウム

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