たかすぎ

虚構推理のたかすぎのネタバレレビュー・内容・結末

虚構推理(2020年製作のアニメ)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

虚構で事件を推理するミステリー

鉄骨で顔を潰される怪死事件と謎の悪霊·神出鬼没の鋼人七瀬(こうじんななせ)という存在について推理していく三話からじわっと面白くなる
一話で「あーこのノリ、無理つまんね😑」ってなってもひとまず三話まで観てみて欲しいヤツ
本題は三話から⚠️

都市伝説を絡めた殺人事件捜査+不死身さんと不思議さんカップル+元カノの婦警🤗

原作は鋼人七瀬の事件から始まるのにアニメだと何故だか短編のショボい事件の話を最初に持ってきてしまってて、そのせいで妖怪とバトルするでもなく終始語り合うだけの何とも退屈しやすい感じになってる
物の怪出るけど決して「ゲゲゲの鬼太郎」や「怪物事変」みたいな一話完結バトルアクションにはならないのでそれ系では期待しない方がいい

義眼と義足のヒロイン·琴子のキャラデザは可愛いんだけど、言葉の選び方や周囲への接し方の距離感があんま好みじゃなくて最初はしばらくハマれなかった
作画は本当に好みなんだけどなぁストーリーがなぁ感否めないクソアニメかな😗
…って、二話辺りの展開でハズレ作品かなぁと思ってた
なにしろ登場人物の心理描写が微妙で逐一しっくりしないやりとりと距離感が展開されてくのよね
え、病院の廊下が初対面だった九郎と琴子はまだ全っ然赤の他人なんでしょ?
仮にそれで彼女が一目惚れだったとしても、すぐそういう感情になるんかなあ?みたいな
都合の良い展開があちこちで鼻について不自然に感じてしまうんだよね
やっぱり原作と話の順番が前後してるせいでそういう距離感の気持ち悪い事になってたよ

二話も大蛇倒すのかと思いきやそんな展開じゃなく、大蛇とヒロインが投げ込まれた死体について延々と物の怪相手に推理語りする平坦な事になってるので、このペースが続くとしんどいなって思われやすい🤤w

この短編は箸休め的な回なのに本当に何で最初にこれ持ってきたのかわからん
キャラ紹介のつもりだとしたら見事に失敗してる
おかげでメインキャラ達が人との距離感判らなさそうな不思議さんみたいに見えてしまうよ
そうでなくてもかなりの不思議さんなのに琴子はw

鋼人七瀬は霊なのか?妖怪なのか?それとも人なのか?
三人でトリックや解決策を探っていく推理パートは観てられる

身内に敵あり
七話で九郎の従姉妹·厄介な親戚🤤六花(りっか)さん登場
アイシャドウ濃いの変w何でその色にしてるの
九郎と六花は人魚と件(くだん)の肉を知らず知らず食わされて不死身と未来を視る力を得てしまった故にこんな事に
どんな一族だよどっからそんな肉仕入れてくるんだよw😨
人魚は要らんけど件の肉は食ってみたい

桜川家の者の特殊能力のくだりや知恵の神である琴子の虚構の推理過程に興味持てないと一気につまらなくなってしまうのは、少年漫画に欠かせないアクションバトルがメインじゃないからだと思う
あくまでミステリーを楽しむヤツ

掲示板内での虚構バトル、要は名無しの一人としてカキコミによって閲覧者という大衆を琴子や六花が誘導していく様子がネット社会の負の部分をよく描いてた
よくも悪くもまさに、羊の群れを追い込んでいく牧羊犬の如く

琴子が顔に似合わず肉食系女子で下ネタさらりと投下してくるそんな女子なんだけど、最終話の自然と二人が繋ぎ合う手はエモかった♨️
たかすぎ

たかすぎ