冷蔵庫とプリンター

オビ=ワン・ケノービの冷蔵庫とプリンターのレビュー・感想・評価

オビ=ワン・ケノービ(2021年製作のドラマ)
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 どこを見ても二次創作にしか見えないのは本作のせいなのか、それとも自分が新三部作を認めないスターウォーズ原理主義者だからなのか。
 シークェルでファンを怒らせたことはディズニーにとってよほどトラウマティックな出来事だったに違いない。『新たなる希望』において「助けてオビワン、あなただけが頼りです」とレイアがR2-D2に吹き込んだということは、レイアとオビワンには交流があったのだろうという定説を膨らませた本シリーズは、色々な伏線回収があったりしてそれなりに面白いのだが、さすがにオリジナルとプリクエルに従属しすぎだし、ファンに媚びを売りすぎてて若干引く。ただしレイアは可愛い。
 ラストの戦闘シーンはオリジナルのチャンバラとプリクエルのCGアクションの折衷といった様相を呈しており、オリジナルっぽいダースベイダーのフォースゴリ押し剣術に、逆にオビワンがプリクエルっぽい華麗な剣捌きを見せて圧倒するところなんかは良かった。ただやっぱりルーカスの元を離れてからのスターウォーズはフォースのインフレが激しい。フォースはもっと神秘的な力だったはずなのに、これじゃあまるでハリポタかMCUみたいじゃないか。逆にレイアとルークのフォースをダースベイダーらが感知しないのが不自然になっている。ただしレイアは可愛い。
 サードシスターとアジア人キャストの悪役(名前忘れた)もちょっと露骨すぎて興醒め。アピールでしかない。頼むからもっと上手くやってくれ。ただしレイアは可愛い。