トムトム

オビ=ワン・ケノービのトムトムのレビュー・感想・評価

オビ=ワン・ケノービ(2021年製作のドラマ)
2.0
期待はずれ中の期待はずれ。
「Msマーベル」がやっていなかったらDisney+を解約していたかもしれない。

いつ盛り上がるか、いつ盛り上がるかと待っていたらそのままエンディングを迎えました。

思い返すと1話のラストで宇宙船に乗る決意をオビワンがしたところがピークでした。

ガンダムの宇宙世紀もそうですが、「この事件とこの事件の間にこんなことが〜」みたいなのは広大だった銀河がどんどん矮小化していく気分になります。

まずキャラに魅力がありません。

いつもウジウジしているオビワンにイライラし、勝手な行動で足手まといになるレイアにイライラし、それほどの思い入れもまだ無いのにグイグイ来るサードシスターにゲンナリします。

主にこいつら3人の視点で話が進むものですから、どこに視点が移動してもイライラします。
「マンダロリアン」のキャラクター付けがどれほど巧みだたのかを今更感じ入ります。

次にアクションに魅力がありません。

異常にせせこましい所で一方方向で行ったり来たりしているアクションばかりで立体感やスケールも感じませんでした。
宇宙でも一方向にしか動かないし。

ジェダイの戦闘術って今作の描写が公式設定というかファイナルアンサーなんですか?
なんかメッチャカッコ悪いというか、周りのものをどんどんぶつけて怯ませるファイトスタイルはチョット……

最後に脚本です。
ここが1番酷い。

もちろん既存のキャラクターが死なないのは観客にわかっているのでピンチの演出が難しいのはわかりますよ。

でもこれは無い。
ニチアサのライダーを観る感覚で心に棚を作り「それはそれとして」という心持ちで見なければならないシーンが多数ありました。

なんでみんな追い詰めたら満足して帰るんだよ。

終盤の宇宙での追いかけっこも酷かったですね。「両方追えや!結局オマエがが1人で行くんかーい!」という感じになって盛り上がれませんでした。

クワイ・ガン・ジンは当時は賢人という感じでしたが現在はリーアム・ニーソンの役者イメージが変わり過ぎてこいつ1人で銀河帝国を皆殺しにしそうな感じでしたね。
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