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お茶にごす。のfkrのネタバレレビュー・内容・結末

お茶にごす。(2021年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

@Amazonプライム 全12話。 面白い。ドラマ化としては忠実に作っている印象。役者頼みや顔芸で演出を放棄していた「今日俺」よりは遥かに優れている。脇役にもドラマ、バックボーンがあるという原作(というか「天こな」以降の西森作品)のニュアンスを押さえており、脳内妄想をするキャラクタ達の作風を捉えた演出は良くできていると思う。ただ、1話冒頭のおっさんのダンスはいらないが(尺を間違えている)。 主要キャラの特徴も分かるようになっているが、描写しきれていない、掘り下げていない部分も多い。1話30分の枠では仕方ないのかもしれないが。 部長がまんま部長すぎるとか、原作にある顎にしわを作る表情を夏帆役の方がしているのが凄い。と思った一方で、ブルー樫沢ってこんなキャラだったかなあ?とか、船橋ってデフォルメされすぎてない?とか思ったり。(船橋の顔の作りと言動は、どこかで見覚えがあると思っていたら、ストレッチマン(宇仁菅 真)だった。) 勧誘時の部長の震える描写がSE付けてるだけで分かりにくかったり、土下座の件は前振りが効いてなくて笑えなかったり、不満要素もあるけど、全体的には全然面白く鑑賞できた。 カメラは何気にロング長回しが多く、人をちゃんと移動させているのが良い(低予算的とも見えるけど)。
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