ミミ

ヴィンチェンツォのミミのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィンチェンツォ(2021年製作のドラマ)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーがめちゃくちゃすぎて、はまり込めませんでした。法律のギミックじゃなく、暴力や殺人というド級の飛び道具でなんでも解決してしまう弁護士。ありえない...。

イタリアのマフィア設定のソンジュンギが全くイタリアのマフィアに見えなかったところも原因かもしれません。博多人形のような綺麗なお顔と、人殺しも厭わない暴力性が、あまりに乖離しすぎてたように思います。

一方、黒幕のオク・テギョンはとてつもない迫力でした。目から狂気と暴力性が滲み出ている。骨格もよくみるとゴツゴツしていて、首も太くて流石の野獣感。キャスティングの人すごいと思った。弟役のクァク・ドンヨンもなんだかイカれてるし、この二人のシーンは目が離せなかった。

チョン・ヨビンもお初でしたが、コミカルなヒロインがとてもあっていて好印象だった。アン君役のイム・チョルスもお見事だった。

もう少し暴力という飛び道具に頼らず、法律に乗っ取った攻防があれば弁護士ものとして面白かったと思うし、プラザの人たちの描写も生きたのではないかと。このストーリー展開だと、ヴィンツェンツォの仲間たちは、犯罪の片棒を喝がされているような残念なところがある。
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