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大豆田とわ子と三人の元夫のSのネタバレレビュー・内容・結末

大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

#1
「優しいって、頭がいいってことでしょ? 頭がいいっていうのは、優しいっていうこと?」

「そっちはどうなの?
楽しくやってんの?」
「うん、まあ、色々あるさ。
どっちか全部ってことはないでしょ。
楽しいまま 不安。不安なまま 楽しい」

「私幸せになることをあきらめませんので
心配ご無用
案ずるなかれ
お構いなく」

「なんだかんだ言い訳してるけど、お墓に入れる気にならないんだよ(お母さんを)。
悲しいっていえば悲しいんだろうけど、言葉にしたら、言葉が気持ちを上書きしちゃう気がしてさあ」
とわ子


#7
「...ないと思いますよ。
人間には、やり残したことなんてないと思うんです。
その人は、あなたの幼馴染だったんですよね?
じゃあ、10歳の時のかごめさんも、20歳の時のかごめさんも、30歳の時のかごめさんも知ってる。
過去とか、未来とか、現在とか、そういうのって、どっかの誰かが勝手に決めたことだと思うんです。
時間て、別に過ぎてゆくものじゃなくて、場所っていうか、別のところにあるものだと思うんです。
人間は、現在だけを生きてるんじゃなく、5歳、10歳、20歳、30、40...
その時その時を、人は懸命に生きてて、
それは別に、過ぎ去ってしまったものなんかじゃなくて、あなたが、笑ってる彼女を見たことがあるなら、彼女は今も笑ってるし、5歳のあなたと 5歳の彼女は、今も手を繋いでいて、今からだって、いつだって気持ちを伝えることができる。
人生って、小説や映画じゃないもの。
幸せな結末も、悲しい結末も、やり残したこともない。
あるのは、その人がどういう人だったかっていうことだけです。
だから、人生にはふたつルールがある。
亡くなった人を、不幸だと思ってはならない。
生きてる人は、幸せを目指さなければならない。
人は時々さびしくなるけど、人生を楽しめる。
楽しんでいいに決まってる」
小鳥遊(たかなし)さん
(オダギリジョーさん)
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