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大豆田とわ子と三人の元夫のKRMTMのレビュー・感想・評価

大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)
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とりあえず4話ですが、溢れる気持ちを、抑えるために感想を書きます。

1話は最後に松田龍平と働く長岡亮介というキャスティングとEDのkid fresinoというぶっ込み具合が衝撃的すぎてそれまでの記憶が吹っ飛んでしまいました。
…とにかく、元夫3人という変な組み合わせで、桜咲く中、喪服でいい大人がブランコをするというほのぼのした終わり方かと思いきや…衝撃的でうれしすぎて混乱してました。

とわ子さんの3人の男性と恋愛して結婚して離婚するという体力への疑問がこれからのドラマで紐解かれるんだろうと想像しながら、眼鏡の人が好みなのかなとか考えてました。苺を出してくれる人っていいな…

2話は不器用にしか生きられないけど実はちゃんと愛を持ってるシーズン3にムキー!となりながら、岡田将生はこういう3枚目の役がぴったりなんだよ!そう!と拍手。
とわ子さんは3番目の夫でもアッサリしていて、ちゃんと失くした記憶は振り返らないところがすげーとなりました。(アホ)
ステーションワゴンと清少納言


3話は角田さんのおじさん感が良くて…なんというかこんな坂本裕二のドラマの中だけど、しんみり“名言”を無理に言わせない感じにものすごくホッとしました。それ言わせてたら多分一気に冷めてたと思う。
次の恋愛か!?と思いきや可哀想なような役回りも、彼らしくてよきです。大きい花束を恥ずかしげもなく持って行くところもキザったらしくてかっこわるいけど逆に良いし、それを非難する慎森が八作から花を受け取ってちょっと嬉しそうにする微妙な岡田将生の演技が良すぎてニヤニヤしてました。


ここから

4話は…松田龍平と市川実日子のラブストーリーを予告で期待したのです。松田龍平と市川実日子は私が本当に本当に1番!好きな俳優さん。(2人は共演は何回かあっても今まで直接的な絡みはなくて、まあそれでも全然喜んでたんですけども)

ラブストーリーのそれよりももっと良い形というか、私の中ではより共感が高い形で作られていて、なんてことだ…となってしまいました。かごめちゃんの気持ちもわかる。八作の気持ちもわかる。ああどうしようこれから…という、関係ないのに思い入れし過ぎてしんどくてくるしい気持ちになりました。そして近所のおいしいコロッケを食べた日に観れたことが嬉しかった。最後の晩餐はうなぎがいいなあ…はあーー…となりながらEDが松田龍平とdaichi yamamotoでうれしいけどうれしすぎてもうわけわからなくて泣いてしまいました。(こわっ)

この話のEDに好きなアーティストが来るなんて、もう運を使い果たしたんだ、最近死にそうだったけど生きててよかったとか無駄にでかい衝撃を受けて茫然としています。

ウッウッ…

毎回変わるエンディングに驚かされつつ次は誰かなというワクワク感もあるけど
もう4話がすっごく高ぶってしまって。これ以上、自分の中で上がるんだろうかと。来週から大丈夫なんだろうか…という複雑な心境。

坂本裕二のどわーっと、息をつかずに滝のように怒りを込めて話す会話劇が結構苦手だったドラマもあったけど、このドラマではそれを感じなくて。役者さんたちも上手だし演出も上手なんだろうなと思う。

劇中歌も衣装も素敵だし、照明も撮影の仕方もいちいち画面がオシャレなのに気に触らないバランス。まとめ上げててすごすぎです。

このドラマを作って届けてくれた人たちに大感謝してます。ありがとう…

本当に場面ごとに良い台詞がいっぱいなのに、毎回衝撃的なことが起こるから細かく書けません。そういうところで言うと、とわ子さんがいい感じの寝癖に喜んでたシーンと角田さんがお店に入るときに鞄でグラスを倒しそうになるところを八作さんが無言でガッと止めるところが好きです…


来週も!楽しみ!!!
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