こゆき

ミッシング〜彼らがいた〜のこゆきのレビュー・感想・評価

ミッシング〜彼らがいた〜(2020年製作のドラマ)
4.0
特に「押し」がいるわけでもなく、なんとなく観たのですが面白かったです。
死体が見つからない死者(行方不明者)からなる村が舞台。でもそこで暮らす人たちは、恐ろしい事件事故で亡くなったのにも関わらず、いたく穏やかで幸せそうに暮らしていて怖さはありません。

ホジュノ氏が冒頭薄暗い中でスコップをもって登場したので、また殺人鬼?と思って観たところ真逆の役柄でした(笑)。相変わらず凄い存在感のある役者さんで作品を盛り上げていました。あとトーマスの存在も大きく、このドラマのキーパーソンだったと思います。

名場面はたくさんありました。6話のヨナが気球に乗って婚約者ジュノを見つけると何度もオッパー、オッパーと叫ぶところ、時代劇のマイナー調の曲で更にぐっときまった。
12話と程よい長さで最終話は盛りだくさんの伏せんを回収し、温かな気持ちのラストでした。
ファンタジーなのですが、サスペンスもあり楽しめた作品でした。
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