このレビューはネタバレを含みます
ラストが凄かった。斜め上過ぎてしばし呆然とした。たしかに振り返ってみるとそういう伏線は張られていた。TanがMetと一緒に写真を撮ってMetは写っていないのにちゃんと自分には彼が見えてる的なことを言ったときにそれを感じ取れたはず。
人を愛したらどんな性別であろうが生きていようが幽霊だろうがそれは愛であって形など何も関係ない、本人たちが幸せならばそれでいいのだという、なんとも力強いメッセージをこの作品は発している。Tanのずっと感じてたセクシャリティの違和感からの自覚、そして母へのカミングアウトの流れが良かった。