JaJaさんの映画レビュー・感想・評価

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白き処女地(1934年製作の映画)

3.0

ジャン・ギャバン演じるフランソワの死が間抜け過ぎて。死に帰ったようなもので判断間違えすぎ。いくら女に会いたいからとはいえ。
マリアが結婚することになった相手も母親が危篤の時に口説いてくるしなんだかな。
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ミネソタの娘(1947年製作の映画)

3.0

農家の娘がメイドとして勤めた先の議員の家でジョゼフ・コットン演じる議員に好かれ、なぜかトントン拍子に自分も彼の敵方の党から議員として立候補することになる。
なんか「ワーキングガール」や「キューティーブ
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.6

昔若い頃、テレビ地上波の吹き替えダイジェスト版を見たときにそれほど面白いと思わなかった。
40過ぎて親を一人なくした今見ると心に染みた。若い時は懐かしがる過去もない。しかし年を取ると現在の日々の記憶よ
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乙女の湖(1934年製作の映画)

3.1

この映画の結末は2パターンあって、ジャン=ピエール・オーモンがシモーヌ・シモンを探して溺れ死ぬパターンと彼が生き残るパターンがあり、日本で公開されたのは生き残る方で私が今回見たのもそれ。
でも亡くなる
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どん底(1936年製作の映画)

3.7

川岸でのジャン・ギャバンとルイ・ジューヴェの語らいシーンがよかった。
ルイ・ジューヴェの顔にとても惹かれる。
木賃宿の貧しい感じが見ごたえあった。
ルノワールの映画は見ていて絵的に落ち着く。

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.0

この類のブロマンスコメディ映画は2000年代にアメリカで流行っていて、当時は面白くみてたけど今はくどく感じる。
自分の老いを感じる。

レディ・イヴ(1941年製作の映画)

3.3

プレストン・スタージェスの作品はこれで3本目。私はそれほどスタージェスが好きじゃないのかも。荒唐無稽すぎて合わない。スクリューボールコメディでルビッチとかは好きなのにな。
詐欺師女につかまるヘンリー・
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.5

病で死ぬ直前に、私はモーゼスみたいなタイプの人とは付き合いたくないという気持ちで見てしまったのでうまくはまれず。
久々にオーストラリア映画を見た。オーストラリア独特の風景の色味があるなと感じた。
画面
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商船テナシチー(1934年製作の映画)

3.4

池波正太郎の好きな映画ということで前から見たかった。アマプラに来たので鑑賞。どうもところどころカットされているらしく池波正太郎が名場面だと書いていたシーンが見当たらなかった。
カナダに行った男は気の毒
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忘れじの面影(1948年製作の映画)

3.4

話が私に合わなさすぎて。こんなくだらん顔ばかり良いチャラ男にはまる女の気持ちがわからないので、単純にバカ女としか思えない。
でもホスト狂いになる女なんて山ほどいるんだから現実にもこの手の女性は多いでし
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教授と美女(1941年製作の映画)

3.3

脚本がビリー・ワイルダーなので前から見たかった。
ギャングの情婦が事件に巻き込まれ、百科事典を編纂している男たちの仕事場兼家に身を寄せる。
ヘンテコな設定で見たはなの先から忘れていきそう。
ギャングを
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.6

人工内耳の聴こえ方にショックを受けた。手術してあれなら絶望感半端ない。
耳が聴こえなくなった瞬間の静寂はとても恐ろしいものだったのに、最後のシーンの静寂はこころ安らかで良かった。

終身犯(1962年製作の映画)

4.2

世の中には独房で才能を開花させてしまうタイプの人ってそこそこいるんだろうなと思った。人とそんなに交わらないで静かな環境を与えてもらうことで集中して能力を発揮できるタイプの人が

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.2

この映画も「晩春」の焼き直し。父と娘の情愛はそれ程色濃くなく、物語の筋道がしっかりしている。見易い。
岡田茉莉子と佐田啓二夫妻が好きだった。
岩下志麻が本当に綺麗。

松竹チャンネルで視聴。

if もしも・・・(1968年製作の映画)

3.5

23年組の漫画家たちがインスパイアされた作品の1つということで前から見たかった。
ラストまで見てこの作品が問題作と言われるのがよくわかった。30年くらい前から起きるようになった学校での銃乱射事件を先取
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秋日和 ニューデジタルリマスター(1960年製作の映画)

3.5

「晩春」をアレンジしたような映画。
笠智衆と原節子の父娘が原節子と司葉子の母子に置き換わった感じ。母想いの娘と母の間にはどことなく百合の香りが漂う。
岡田茉莉子がいつもの杉村春子の役回りで大活躍。
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特急二十世紀(1934年製作の映画)

3.3

スクリューボールコメディの元祖と言われる作品。確かに男女の丁々発止があるし、ずっと喋ってるし。
キャロル・ロンバートがジョン・バリモアにしてやられる終わりはいただけないけど楽しく見た。

レンタルで視
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残菊物語(1939年製作の映画)

3.4

男に尽くして病を得、捨てられて死んでしまう女というストーリーがどうにも好きじゃなかったが、画面の構図が凝っていて面白かった。
正面よりも斜め、下から撮ったり上から撮ったりすごかった。

松竹チャンネル
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.5

アンドリュー・ヘイ監督がこの原作で最近映画を撮ったので視聴。私の母の好きな映画でもある。
死んだ父母と主人公との交流がスムーズに進みすぎて不思議な感覚におちいった。母がこの映画が好きなのは主人公と同じ
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彼岸花 ニューデジタルリマスター(1958年製作の映画)

3.8

佐分利信が娘の結婚に対して意固地になっている様子と、それを上手く御して結婚を押し進めていく妻の田中絹代の如才なさがよかった。
機嫌の悪い佐分利信がなんか好き。
お婿さんが佐田啓二じゃ父に勝ち目は無い。
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緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

3.2

この映画が反戦映画であるというのは知識として知っていたが、少年が突然緑色の髪になることと、反戦がどう繋がるんだろうと興味を持って見た。
戦争孤児の男の子が、世界でただ一人の天然の緑色の髪を持つことによ
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

4.0

当時のキネマ旬報で「七人の侍」をおさえて1位になった映画なのだが、今までなぜあのすごい名作を押し退けて1位に輝いたのかわからなかった。
見てみるとその訳がわかった。この作品は戦争から9年後に公開されて
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.5

お兄さん、アスペルガーの弟を愛していてお世話してるけど、弟と彼女が合わなくて破局してしまって気の毒。

チング 永遠の絆(2013年製作の映画)

3.0

前作の内容の細かいところを忘れてたので組内部でどんな抗争が起こっているのかちょっと把握できなかった。
父世代のストーリーが挿入されるのにも違和感があった。
とにかくキム・ウビンがかっこいい。

さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.3

ロイ・アンダーソン監督の映画は動きが少なく画面に遠近感があって非常に絵画的。ストーリーらしきものがたいしてなく、スケッチが続くといった感じの作風なので、ひたすら絵を見せられている。
このスタイル、結構
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麦秋(1951年製作の映画)

4.2

紀子三部作、これで全部見た。
三作ともとても良くて甲乙つけがたいが、やはり東京物語が一番好きかな。
昔の日本の中産階級のいい匂いがして心落ち着くので小津安二郎の映画が好きだ。

プラス松竹チャンネルで
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.4

グラスが不死身すぎて。
息子が殺されて可哀想なはずなのにグラスがタフすぎて、そこに気を取られてしまい、うまく物語に入り込めなかった。
フィッツジェラルドは言うこと言うこと全てが腹立つし、やることは残酷
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コンフェッション 友の告白(2014年製作の映画)

3.3

トップクレジットはチソンだけどチュ・ジフンが主役と言っていいほど活躍してた。チュ・ジフンの役がクズすぎて。軽率な心から重大な過ちを犯すタチの悪い奴を巧く演じていた。

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

3.6

家の経済状況を鑑みて兄と妹で靴を共有、涙ぐましい努力で、子供たちの健気さに胸打たれる。
イランの高級住宅街を初めて見た。

レンタルで視聴。

スペアキー(2022年製作の映画)

3.4

ソフィーとステファンが男女の仲にならなくてよかった。
ステファンがちゃんと良識を持った人でよかった。
家庭が荒れている家の子は、違う環境を求めたりするけど、その先で性的搾取に遇うことも多い。
少しの間
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.4

この映画を見ている間、オリジナルのソ・ジソブとハン・ヒョジュの顔がチラチラ目の裏に浮かんできて、やはりオリジナルのほうが好きだなと思ったが、三木監督の美しい映像と丁寧さがとても良かった。吉高由里子と横>>続きを読む

ジャヌスとサムの酔っ払い道中(2023年製作の映画)

3.7

話は「スーパーバッド 童貞ウォーズ」で雰囲気は「ナポレオンダイナマイト」みたいなフランスのティーン映画。
この映画見てたら数多のアメリカティーンムービーを思い出してしまう。なのにフランス映画。風景はめ
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緑の香水(2022年製作の映画)

3.1

ヒッチコックみたいな感じ。
クレールがイスラエルに居たときの話をしてたとこが一番面白かった。
ボーッと見ていたので展開が飲み込めないところが結構あった。でも見返すほどでもない。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

海外で活躍するヒヨコ鑑定士は日本人が多いと思ってたけど、韓国人も多いと知る。
アメリカの農業は地下水頼みだから大変だなと思った。日本は山ばかりだから雨もよく降るし、水には恵まれているんだよね。

楽園(2023年製作の映画)

3.4

恋に落ちる瞬間とか好きが膨らんでいく時間を描くのではなく、目と目が合ったらキスしてるみたいなのがゲイ映画には多い。
昔「愛する者よ、列車に乗れ」を見た時はびっくりした。
ジョーのラップシーンが良い。
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.0

笠松将の役みたいなタイプの男子ってクラスに1人はいたな。
目ざといというか。
あのタイプが嫌いだった。
笠松将、演技うまいね。

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