凛

ファースト・デイ わたしはハナ!の凛のレビュー・感想・評価

4.3
生まれた時の性別は男、性自認は女のトランスジェンダー、ハナが中学校に入るのを機に女の子として生活しようとする。

友人には本当のことを告げずに学校生活をスタートさせるが、友人の家には泊まれなかったり、小学校時代のことを知っている悪友に会い居心地が悪い。

ある日、心ない先輩にアウティングされ一変する。ある友人は離れていき、気にしないと残ってくれる友人もいた。
みんなに知れ渡ったことで、トランスジェンダーへの理解と今の自分に自信を持って他の生徒と接することが出来るようになった。

ハナを演じるのは、実際のトランスジェンダー。見た目は本当に可愛い女の子で外見では全く気付かない。
まだ子供なので性別適応手術は受けていないので女子トイレが使えない。
家族はとても理解があり、ありのままの姿を受け入れてくれるのが本当に心の支えになっている。

日本ではまだまだ理解が及ばない部分が多く、実際にカミングアウト出来なくて悩んでいる人が多くいる。

Pride monthにLGBTQのドラマを放送したことの意味、偏見をなくすこと、生きやすい世の中を作ることは課題だと思う。
凛