盛り上がりにかける。
スクラル人は戦争なんて仕組まなくても世界各国の権力者や上流階級の「人間」に成りすましてスクラル人に有利な政策を作ったり、富裕層として静かに暮せばいいのに。
実際、フューリーなど各国のエージェントにすら気づかれずに政府の中枢に入り込めたわけで。
地球の環境がスクラル人にとって毒というわけでもない、地球人に迫害されたわけでもない。戦わずとも「シークレットインベージョン」は確実に進んでいたのに、誰かに察知される危険を冒してまで人間を滅ぼそうとする動機が見えてこない。最近のマーベル作品にありがちだが、今作もドラマが蔑ろになっている。
だから盛り上がらない。
超人的なパワーを使って問題解決しないというからその分ドラマが濃いのかと期待していたがそうでもなかった。
サスペンススリラーなのに全体的に単調で展開かのっぺりしている。ハラハラしない。
最終話で全てが明らかになるが今度は魔女狩りが始まってしまう。ここから第一話が始まったほうが良かったのではないか。