このレビューはネタバレを含みます
いろんな「高慢と偏見」が織りなす物語。
「誰でも高慢さを纏うことで自分を守ってる」
軸になるのは重めのテーマだけど、それを気楽に見せるお話しだった。
アンチと言っても、ただ嫌い蔑むだけじゃなくて、ムカつくけどちゃんと相手を理解しようとする姿勢を持ってて。憎めないと言うか、気づいたら少しずつ好きになってる。
みんな守りたいものがあって、守れなかった後悔を持ってて。
水の中に足を突っ込んだのは自分自身、でも「溺れないために」「息を止めてしばらく待って、底に足がついたら蹴って水面に上がる」
「ジタバタして沈むか、蹴り上げて浮かぶか」それは自分で決めればいい。
それにしても、情報の扱い方を間違えるってホントに恐ろしい。リスクは置き忘れみたいな単純なものだけじゃないんだよね。改めて気を引き締めないとと思った。
疑い出したらキリがないし、信じるのって体力やら忍耐がいるね。自己肯定感の高さって大事なんだなぁって思った。