ジャパンプレミア試写会 1.2話視聴
日本ではなく外国で製作される日本が舞台の作品というと､｢日本っぽい｣という印象を受けていた｡
このSHOGUN将軍は､日本人キャストやスタッフを起用した『東西共同』かつ真田広之というプロデューサーによって製作された｡そのため､史実の武将にインスパイアされたキャラたちによる､オリジナリティにとんだフィクション作品でありながら､これ程までにリアルを感じさせる作品があるだろうか｡これこそ､観たかった『時代劇』であると感じた｡
撮影地はカナダであるが､広大な土地に広がる自然､大阪城､城下町､枯山水､障壁画に着物､どれをとっても日本で撮影される大河を思わせる(いや､それ以上かもしれない)クオリティの高さである｡また､このような｢歴史｣を再現する技術面だけでなく､画の美しさも堪らない｡
全10話で描かれるSHOGUN将軍｡幸いなことに1話2話を映画館で視聴することが出来たが､その一方で残りはスクリーンではなく､スマートフォンやタブレット､PC､TVといった媒体で見なければいけないことがあまりにも惜しい｡これは正直､映画館で観たい作品である｡しかし､映画として2時間にまとめられるのではなく､このハイクオリティな作品をドラマとして10話分楽しむことが出来ることを噛み締め､残りの話を視聴したい｡
