ひるるく

SHOGUN 将軍のひるるくのレビュー・感想・評価

SHOGUN 将軍(2024年製作のドラマ)
4.5
評判が良く気になっていたので、前情報はほぼ無しでGWのこの機会にイッキ見しました。

始めからあれ?このプロットどっかで見たと思ってたら、米テレビシリーズを劇場版に編集し日本でも公開された
『将軍 SHOGUN』(1980)と原作が同じなのですね、日本人なら馴染み深い太閤亡き後の世界に大胆な脚色を加えたNHK大河で制作したらさぞかし荒れる(笑)だろうなと思う戦国絵巻でした。

家康などの固有名詞を出さずにフィクションとして描いているので史実より自由度があるだけに次々とスリリングに展開するストーリーに夢中で引き込まれました。

主人公が英国人の航海士だけあってイギリスが海賊行為を行う私掠船を認めてた描写があったり、プロテスタントが当時の日本のイエズス会カトリック界隈に突然現れたら(按針は実在の人物)など西欧人だからこそ思いつく史実に基づいた歴史のifや脚色なのかなと考えたりしながら見ててとても楽しめました。

そして日本文化の世界観の再現度は同じハリウッドが描くとんでも日本(それも狙って笑わせに来てるのは好き)とは一線を画す本格的な作り込みで素晴らしかったです、調べたらプロデューサーでもある真田広之の尽力がかなりあったようですね。

︎︎ ︎︎"︎︎八重垣‪︎︎ ︎︎"︎︎幾重にも心の平穏や目的達成のために壁を巡らせ様々な苦難を抱えながら将軍を目指す真田広之が演じる虎永が格好良すぎでした。
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