事実を絡めたフィクションなのに
深みがどんどん増していく。
そんな印象の作品でした。
とにかく映像が美しく、姫君たちの
着物の模様がステキです。
画面全体を少しブルーがかったトーンを用いて
空気感を出しているのか、JAPAN Blue
(藍)のイメージなのかしら。
そんな風に感じたのは私だけでしょうか?
遠藤周作さんの作品をリバイバルした
沈黙〜サイレンス〜と重ねながら
鑑賞しました。
オープニングの石庭の渦から成るイメージは
ロードオブリング力の指輪のオープニングにある砂で紋様を形作る表現に重なります。
重厚さを表すのに相応しい
イメージなのかもしれませんね。
戦国時代もの映画を中心に
元手になる歴史を知ってからこの作品を観ると、より面白さが増すと思います。
久しぶりに一気見したくなり、
私の中では寝不足必須な作品となりました。