中途半端にしか勝負賭けられなかったということは、敗北以上に負けている。ということの意味がずっとわからなかった。
負けたら辛い。惨め。苦しい。
それなら傷は浅い方がいい。
勝ちと負けに同等の価値があるとはどうしても思えなかった。
文章にするととてもダサくてどうしようもない、そんなふうにここまで生きてきたような気がする。
でも負けられないことが、どれだけ哀しいことか最近ようやくわかり始めている気がする。
それでも勝ち負けを誤魔化さない宮本みたいになりたいと思った。
こいつは1度も勝っちゃいないけど、こいつをダサいなんて言う人間には死んでもなりたくないな。